食材の旨味を引き出すストウブの「ココット」!その秘密はフタの裏にあった!
更新日:
あらゆるブランドが手掛けている「ココット」の中でも、Chef Ropiaさんのおすすめはストウブ製。そこには食材の旨味を最大限に引き出す秘密があるんだとか。
イチオシスト:YouTuber┃Chef Ropia
長野県長野市篠ノ井にある「リストランテ・フローリア」のオーナーシェフ。イタリア料理を広めたいという目的のもと、店舗内で開いてきた料理教室の延長線上で、2015年から動画投稿を開始。料理をするうえで大切な“加減”をなるべく数値化して伝えることをモットーとしている。視聴者からのリクエストに答えたレシピ動画シリーズも大人気。
※記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元されることがあります。
ストウブの「ココット」は煮込みや炒め物など、日常使いできるベーシックな鍋。美しいラウンドのフォルムは普遍のデザイン(画像出典:Amazon)
僕はこれで肉を焼き、煮込みもします。野菜をそのままゴロッと入れて、少量の水とバターを加えて弱火にかけておくだけで、とても美味しい蒸し野菜ができるのです。
ピコのおかげで食材の旨味が凝縮される!
素材はガラスを原料とするエマイユ(ホーロー)加工。食材の酸にも強く、長時間使用してもにおい移りがしにくい(画像出典:Amazon)
食材から出た旨味を含んだ水分が蒸気に変わり、鍋内で対流が起きるわけですが、この水蒸気がピコにぶつかり、再び食材にまんべんなく降り注ぎます。そして、食材本来の旨味が最大限に引き出され、同時にふっくらと仕上がるわけです。
サイズは自宅オーブンの庫内の大きさに合わせて
Chef Ropiaさんのイチオシはブラックの10cm。テーブルにサーブしても料理が引き立つ色で、小ぶりな使い勝手の良さがイチオシ
サイズ選びは、自宅のオーブン環境に合わせてください。電子レンジつきオーブンの場合でも、やはり庫内に入るサイズを確かめて購入するのがいいですね。大は小を兼ねるので、オーブンに収まるギリギリで最大のものを買うことをおすすめします。1人前の少量しか調理しないときでも、大きなココットを使って問題なく仕上がります。
ココットは、そのままテーブルに載せてもサマになります。私のレストランでも、コース料理のひとつとしてココットをテーブルにお持ちして、中身を取り分けることもします。あるいはパーティーの席で大きな煮込み料理を作って、そのままサーブするのも素敵ですよね。
水気を飛ばしておけば、お手入れを気遣う必要なし
ちなみに「ココット」は、鉄のフライパンより手入れは楽。洗い終わりに、水気さえ処理しておけば大丈夫なんです。油を使ったり煮込み料理をしたりすると、どうしても縁にこびりつきやすいので、そういうときは洗剤も使用します。野菜を蒸す程度なら洗剤を使わず、タワシで軽くこするぐらいで済ませています。そして最後は、水気が飛ぶ程度に軽く火にかけます。フタは鍋の予熱で水気を飛ばす程度で収納。放置する期間が長いと錆びやすくなるかもしれませんが、週1回程度使用するくらいなら、厳重にケアしなくてもOKでしょう。私自身、油を塗り込んだことはありません。
DATA
staubストウブ┃ココット
文:土田貴史
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。