ツヴィリングの包丁「雅 MIYABI 小刀」がおすすめ! 使い方から解説
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「リストランテ・フローリア」のオーナーシェフChef Ropiaさんがイチオシするのは、包丁としても使えるペティナイフ「雅 MIYABI 小刀」。どんなに良い包丁を使っても手入れが行き届いていないと、その能力は引き出せないと語り、一番のポイントは、日々のメンテナンスだと教えてくれました。愛着のない包丁よりも気に入った1本を持つほうが長く使ううえで重要になるんだとか。
イチオシスト:YouTuber┃Chef Ropia
長野県長野市篠ノ井にある「リストランテ・フローリア」のオーナーシェフ。イタリア料理を広めたいという目的のもと、店舗内で開いてきた料理教室の延長線上で、2015年から動画投稿を開始。料理をするうえで大切な“加減”をなるべく数値化して伝えることをモットーとしている。視聴者からのリクエストに答えたレシピ動画シリーズも大人気。
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古代インドのまだら模様が特徴のフラワーダマスカス仕上げのブレードに「刀エッジ」を施した「雅 MIYABI 小刀」。模様が個々に異なるのも魅力のひとつ
それ以降、包丁はツヴィリングを使い続けてきました。そして、ついにツヴィリングの「雅 MIYABI」シリーズへと行き着いたんです。今回は、そのなかでもイチオシのペティナイフをイチオシしていきます。
柄が滑らず、繊細な刃さばきが可能
右手でしっかり握れるように切り出された非対称のD型の柄。ステンレスやプラスチック包丁の柄には少ない、木製の柄ならではの作り
この「雅 MITYABI」シリーズの小刀は古くから優れた鋼材として重宝されてきたダマスカス鋼の刃と木製のグリップで、ひとつひとつ模様が異なります。所有欲を満たしてくれるんですね。しかも、通常のペティナイフよりも刃幅が薄いので、細かな刃さばきができるのもポイントです。刃自体に硬度があり、薄くても刃がしならず、繊細な作業に十分耐える印象があります。
木製の柄は滑りにくいという利点があります。特にペティナイフは果物をむくとき、隠し包丁をするときに使いますが、洗ってすぐナイフを使うので、濡れたまま使うシーンが多くなります。その際に木製の柄のほうが滑らず、しっかりと握れます。しかも柄が非対称のD型になっていて、より握りやすくなっています。
スモールキッチンならこれ1本。ケアは砥石で!
柄には家紋のような和を意識したエンブレムが。すべて異なる天然木の木目が唯一無二の存在として、いっそう愛着が湧いてくる(画像出典:Amazon)
ちなみにレストランではほぼ毎日研いでいますが、家庭で使って切れ味が落ちたかな?と思ったら研げばいいと思います。トマトのヘタを落とすとき、玉ねぎのスライスのとき、刃先が滑りはじめたら研ぐようにしてください。
研ぐのは砥石です。やっぱり長く大事に使うんだったら、シャープナーよりも砥石で研ぐほうがいいです。そもそも砥石とシャープナーでは、仕上がりがぜんぜん違うんですね。シャープナーはどうしても刃先が丸くなってしまい、きっちりと刃のエッジを出すには砥石で研ぐに限ります。
DATA
ツヴィリング┃雅 MIYABI 小刀
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