専門店でひと目惚れ!選んで正解だったロードバイク「BMC」
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「BMC」はスイスのロードバイクブランド。角型のチューブを多用するなど特徴的なデザインで目を引きますが、nanaさんイチオシの理由はストレートに“第一印象”。でもこれ、初心者のロードバイク選びには意外と重要ポイントなんだそうです。
イチオシスト:nana
ロードバイク歴2年。ロードバイクを知れば知るほど、その奥深さを実感し「自分は永遠の初心者だな」と思いながらロードバイクを楽しむ日々。体力に自信がなくても、100km、200kmと長距離を走れるようになったことに自分自身が一番驚いている。現在の平均走行距離はおよそ月500km。また、YouTubeを始めたのは自分がロードバイクを好きになっていく過程を記録したかったから。
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メインフレームに大きく入った「BMC」のブランドロゴ。nanaさんはこの存在感のあるロゴが何よりも気に入ったそう
実はこのモデル、店頭でひと目惚れで購入したんですが、この2年間でホイール、サドル、ハンドル、クランクとカスタマイズして、今ではとても自分に合った1台になっています。
初心者の場合、なにより「これに乗りたい!」という衝動が大切
このバイクは、本当にひと目惚れでした。ロードバイクはフレーム形状や素材によって、乗り心地が変わります。しなやかなやわらかさ、あるいは硬めのゴツゴツした乗り心地。ところが初心者の私としては、そうした乗った感覚で判断できず、思い切って見た目で選んでしまったんです。初心者は見た目で選んで、気分よく乗る。それに尽きます(笑)。専門店スタッフさんからのアドバイスも「まずは気に入ったものに乗ってみて、そこからパーツを変えて、自分の好きな乗り味に変えていけばいいんじゃないですか?」って。それならば私、このモデルに乗ってみたいと、あれこれ調べず購入に至りました。
BMCブランドとは? その特徴は?
「BMC」といえばリア三角と中抜き三角。他ブランドもフォローする「BMC」の最大の特徴
「BMC」はスイスのブランド。スイスといえば高級腕時計が有名ですが、やはり職人気質なモノづくりが息づいているようで、このブランドもロードバイクの走破性、快適性に対して真摯に設計をしているという話を聞きました。こだわりの強いメーカーなんです。
「BMC」の独自のフレーム形状は、「コンパクトなリア三角」です。サドル下から後輪にかかるパイプが少し下のほうに付いていることで、軽量性、振動吸収 性を高める効果があるようです。この形状を生み出したのが「BMC」。ファンの間では、この三角形状のパイオニアであることが誇りなんです。
それからトップチューブとシートチューブの結合部分の三角穴もBMCの特徴です。こちらは通称“中抜き三角”。このディテールが好きでBMCに乗っているライダーさんも多いようです。
カスタマイズがむしろ大切。乗り心地を改善して自分仕様に!
私は丸2年間、このモデルに乗っていますが最初にカスタムしたのはホイールでした。前輪後輪のホイールを変えると、スピードも乗り心地も変わりました。次にサドル、そしてハンドルも変えました。デフォルトはアルミ製のハンドルでしたが、カーボン素材にしたのでさらに軽量になりました。カーブを曲がるときにハンドルが切りやすくなり、立ち漕ぎをするときも軽やかになりましたね。またバーテープというハンドルのカラーリングも、フレームの赤に合わせました。
クランクをグレードアップすることで走りやすさが変わるといわれていますが、私はそこまで敏感ではないので機能向上したかどうか実感がありません(笑)。それでも見た目を変えたかったんです。クランクは"ロードバイクの顔”といわれているので、この部分を変えることで見た目のインパクトが変わります。もともと付いていたものから、シマノ105にグレードアップしたことで見た目の印象が引き締まり、カッコよくなったと思っています。
こうしたカスタムパーツはすべて別メーカー。「BMC」はあくまでフレームのメーカーで、各パーツはそれぞれ専門メーカーからチョイスします。これはどのブランドのフレームを選んでも同じことなんですね。
DATA
BMC
国(所在地):スイス
設立年:1986年
文:土田貴史
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