料理家も愛用!何気ない料理が見違える「信楽焼の器」
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調理器具と同じように、食器にもこだわりを持つ料理家のぐっち夫婦さん。和食をよく作るふたりにとって料理をより美味しく見せてくれるお皿との出会いは幸福そのもの。今回オススメしてくれたは職人手作りの「信楽焼の器」です。 <hr>
イチオシスト:ぐっち夫婦
平日に会社員をしながら料理家として活動しているぐっち夫婦(夫・Tatsuya、妻・SHINO)。夫婦で役割分担をしながら、日々作った料理をSNSやyoutubeで発信していくスタイルが好評で、レシピ本『遅く帰った日の晩ごはん』の出版のほか食関連のイベント等でも活躍中。
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歴史ある焼き物の窯で職人が手作り。シンプルなデザインと温かみのある質感が魅力的な「古谷製作所」の「信楽焼の器」
お互いに食器好きだった私たちが共通してファンになったのが「古谷製作所」の「信楽焼の器」でした。最初は手に入れるのが難しくて、直接窯元さんから取り寄せていたのですがそのご縁でコラボ商品を作っていただくお話にもなりました。
木目調のテーブルに合う白い粉引きの食器は温かみがあって普段、何気なく作る日常の食事をすごく美味しそうに見せてくれるので、毎日料理するのが楽しくなります。
ぐっち夫婦を結びつけた信楽焼の器
「古谷製作所」との出会いは2人の出会いでもあるんです。国内外の商品を紹介する「テーブルウェア・フェスティバル」というテーブルウェアの祭典があるんです。当時同じ会社で、ともに食器好きだったことから、同イベントに参加したんですが、別々に行ったにもかかわらず、500店舗近くの出店があるなかからお互い2、3枚くらい買ってきたひとつが偶然にも、滋賀県の古谷さんのところのものだったんです。これがきっかけで親しくなったって。あれはびっくりしました(笑)窯元とやりとりしているうちにコラボの話に
何気ない料理でもパッと雰囲気を作ってくれる「古谷製作所」のお皿。皿だけでなく鉢や茶わん、カップも取りそろえている
最初は商品が東京で手に入りにくくて、問い合わせて直接購入するようにしてたんです。それで2人でInstagramを始めてまだフォロワー数が1000人くらいだったときに、古谷さんから連絡がきたんです。私たちの世界観と古谷さんの商品がマッチしたみたいで「もし良かったら使ってくれませんか」と言ってくださって喜んで使わせていただいてるうちに、コラボできたらという話にもなって、11月22日の「いい夫婦の日」に書籍(『遅く帰った日の晩ごはん -夜食以上、夕食未満。野菜多めで罪悪感なし-』/KADOKAWA)を発売したのと同時に夫婦器のオリジナル商品を発売することにもなったんです。
優しさを感じる器が導いてくれた“いいご縁”
古谷さんは信楽焼のなかでも白い粉引きの器を作り出した由緒ある窯なのですが、最初はそんな歴史のことも知らなくて。ただ温かみのある質感とお部屋の木目に合うデザインが素敵だなと思ってましたね。私たちはインスタグラマーではなく料理家なので、自分たちの提供したレシピを作ってもらいたいんですよね。そういうことを考えると、信楽焼の器からにじみ出てくる優しさみたいなものと私たちの料理の相性の良さをすごく感じるんです。生姜焼きや肉味噌豆腐みたいな普段に食べるシンプルな料理でも引き立たせて、美味しく見せてくれるのが嬉しいですね。古谷さんも温かみがあって優しさを感じる方で、いいご縁ができて良かったと思っています。
DATA
古谷製作所
住所:滋賀県甲賀市信楽町神山2397
電話:0748-82-1041
文:川手優子
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