「知らなかった」は通用しない！YouTuberが陥る“法律の落とし穴” 3選

ユーチュラ（https://yutura.net/）で配信された記事の中から、YouTuber界隈で発生した逮捕や法令違反、その解説に関するニュースをお届けします。

今回は、格闘家として知られるBreakingDown出場者のキム・ジェフン容疑者の純金密輸容疑による逮捕、青木歌音さんが海外の病院紹介を巡って直面した日本の医療法違反の可能性、中国製玩具の銃刀法違反の件についてのSATO_HUNTさんの実弾検証と考察など、大きな注目を集めたトピックに注目した記事を集めました。

各項目の詳細はユーチュラでぜひ、ご確認ください。

1：BreakingDown出場者キム・ジェフン容疑者が金メダルを装い純金を密輸した疑いで逮捕

画像引用：YouTube(https://www.youtube.com/shorts/0gyuMuwyQHk)

韓国出身の総合格闘家キム・ジェフン容疑者（35）らが、関税法違反などの疑いで大阪府警に逮捕されたと報じられました。キム容疑者は、格闘技大会の「金メダル」を装う形で首から提げさせるなどして、純金7個（計約3.5キロ、当時の時価で約4700万円相当）を持ち込ませ、密輸しようとした疑いがあるとのことです。

キム容疑者は格闘技イベント「Breaking Down」への出場歴があり、Breaking Down8のオーディションで「ノッコン寺田」（登録者数21万人）と大乱闘を繰り広げて話題になりました。

プライベートでも親交があったというノッコン寺田は、逮捕を伝えた上で、「もうあいつとは縁切りますし、もうあいつと会えないです」と語っています。Breaking Downをめぐっては、過去にも麻薬密輸容疑などで出場者が逮捕されるニュースが後を絶ちません。

＜出典＞
Breaking Down出場者がまた逮捕　金メダルを装って純金を密輸した疑い（YouTubeニュース | ユーチュラ）

2：銃器系YouTuberSATO_HUNTが銃刀法違反の「おもちゃの拳銃」について実弾発射の危険性を解説

画像引用：YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=tG_dgCWYX_k)

米国在住の銃器系YouTuber「SATO_HUNT」（登録者数18万人）が、銃刀法違反の疑いで埼玉県に住む男性が書類送検された、中国から輸入された玩具の銃について動画で解説しました。

この玩具銃はプラスチック製ながら、実際に拳銃と同じ構造をしているとのこと。SATOは、実銃の発射時に発生する圧力（3万5000〜4万PSI）に対し、玩具銃のシリンダーは3000PSI程度しか耐えられないと考察。もしも実弾を打とうとした場合、銃が圧力に耐えられず爆発し、「粉々になって手とか顔に飛んできます」と予想し、「大怪我するか死にます」と警告しています。

SATOは雷管のみをつけた空の薬きょうでも発射実験に失敗し、「改造なしにまず実弾が撃てるわけがない」と断言。今回の書類送検は「前例を残すため」「見せしめにするため」の「やりすぎ」ではないかと推測しています。

＜出典＞
中国製のおもちゃの拳銃で書類送検実弾は撃てるのか、米国在住の銃器系YouTuberが解説（YouTubeニュース | ユーチュラ）

3：青木歌音、海外病院の紹介動画を削除 報酬を伴う紹介は「医療斡旋」で医療法違反の可能性

画像引用：YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=mGXLRJkRgLo)

「元男の子YouTuber」の青木歌音（登録者数61万人）は、「私が逮捕される可能性があり緊急で動画を撮ってます。」と題する動画を公開し、前日に公開した動画を非公開にしたことを報告しました。

問題の動画は、青木さんの紹介でタイのWIH国際病院を受診すると費用が安くなり、青木さんにも報酬が支払われるというエージェント契約に基づく内容でした。

動画公開後、医療従事者の友人から指摘を受け、報酬をもらって患者を病院に紹介する行為は、海外の病院の紹介であったとしても日本国内では「医療斡旋」として医療法違反になる可能性があることが判明。

青木さんは「知らなかったでは済まされない世界なんだな」と反省を述べ、該当動画をすぐに非公開にし、エージェント契約も終了したことを報告。幸い、まだ一人も紹介しておらず報酬も得ていないため、「法律的には問題は起きていません」と強調しました。

＜出典＞
青木歌音、違法性を指摘され動画削除「知らなかったでは済まされない世界」（YouTubeニュース | ユーチュラ）

YouTuberや関連人物の活動には、日本の法律だけでなく、海外のビジネスにおいても法令遵守が不可欠であることが改めて示されました。常に「知らなかったでは済まされない世界」であることを意識する必要があります。今後の動向に注目です。