句点一つで印象激変?メッセージで「了解。」は「マルハラ」の可能性も!Z世代の本音
最近話題の「マルハラ(マルハラスメント)」について、ペンマークがZ世代(大学生・社会人)約600人に調査を行いました。その結果、上司や先輩からの「了解。」というチャット返信に対し、約3人に1人が「ちょっと冷たい」「事務的だ」と感じていることが分かりました。この感覚の違いは、句点の使い方など、世代によるメッセージのやりとりの仕方の違いから来ているようです。テキストでの会話では、相手へのちょっとした配慮が大切だとこの調査は伝えています。
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上司・先輩からの「了解。」、Z世代3人に1人が「冷たい」印象

画像出典:PRTIEMS(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000047449.html)
株式会社ペンマーク(本社:東京都目黒区、代表取締役:横山直明、以下ペンマーク)は、全国のZ世代(大学生・社会人)594名を対象にチャットコミュニケーションとマルハラに関するアンケート調査を実施しました。
「マルハラ」意識調査で見えた、テキストコミュニケーションの世代間ギャップ〜
昨今、チャットやSNSなどテキストコミュニケーションにおける句点「。」の使い方が、相手に意図せず威圧感や冷たさを与えてしまう「マルハラ(マルハラスメント)」が話題となっています。この現象は特に若年層において、目上の人からのメッセージに含まれる句点に対して距離感や冷淡さを感じるケースとして指摘されています。
本調査により、指導的な立場の人からの「了解。」という返信に対し、約6割が「普通」と感じる一方で、3割以上が「少し冷たい・事務的」と感じている実態が明らかになりました。
URL:https://corp.penmark.jp/news/20250605
出典:上司・先輩からの「了解。」、Z世代3人に1人が「冷たい」印象 〜「マルハラ」意識調査で見えた、テキストコミュニケーションの世代間ギャップ〜
■調査概要
調査方法:自社インターネット調査
調査対象:Penmarkを利用中の全国の学生および、過去にPenmarkを利用していた社会人
総回答者数:594人
学生:410人 (69.0%)
社会人:183人 (30.8%)
(うち、本設問「『了解。』に対する感情」への有効回答者数:426人)
■調査サマリー
指導的な立場の人からの「了解。」という返信に対し、「特に何も思わない・普通だと感じる」との回答が60.6%で最多。 一方で、「少し冷たい・事務的だと感じる」との回答も35.9%存在。 「丁寧で良いと感じる」との回答は3.5%と少数派。
■調査結果詳細

画像出典:PRTIEMS(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000047449.html)
指導的な立場の人(例:先輩、社員、先生など)からチャットで「了解。」という返信が来た場合、どのように感じるか尋ねたところ、以下の結果となりました。(有効回答数:426名)
1. 特に何も思わない・普通だと感じる:258人 (60.6%)
2. 少し冷たい・事務的だと感じる:153人 (35.9%)
3. 丁寧で良いと感じる:15人 (3.5%)
この結果から、多くの人は「了解。」というシンプルな返信を特に問題視していないものの、3人に1人以上はネガティブな印象を抱いていることが分かります。
■総括・考察
今回の調査で、指導的な立場の人からの「了解。」というチャットの返信に対して、約6割が「普通」と感じる一方で、約36%が「少し冷たい・事務的」と感じるなど、受け止め方にばらつきがあることが明らかになりました。
「マルハラ」の背景には、世代間のコミュニケーションスタイルの違いが指摘されています。
若年層は句点を使わない短文でのテンポの良いやり取りに慣れている一方、上の世代はメール文化などの影響で句点を自然に使う傾向があります。このようなスタイルの違いが、句点を含むメッセージに対して「冷たい」「怒っているのでは」といった感情を抱かせる一因と考えられます。
今回の「了解。」という一言に対する意識調査の結果は、まさにこの現象を裏付けるものと言えるでしょう。
多くの人が「普通」と感じる中で、一定数が「冷たい・事務的」と感じるという事実は、送信側の意図と受信側の解釈にギャップが生じやすいことを示唆しています。必ずしも句点の使用自体がハラスメントに直結するわけではありませんが、テキストコミュニケーションにおいては、表情や声のトーンが伝わらない分、細かな表現が受け手の印象を左右する可能性があります。特に立場が上の人からのメッセージは、受け手がより敏感に捉える傾向も考慮すべきでしょう。
円滑なコミュニケーションのためには、相手がどのように感じる可能性があるかを意識し、場合によっては句点の使用を控えたり、絵文字や感嘆符を適度に使うなどの配慮も有効かもしれません。
世代や相手との関係性に応じて、柔軟な表現を心がけることが、誤解を防ぎ良好な関係を築く上で重要になると言えます。
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