【PR】アイデアと技術で打ちやすさを追求!カシオ「人間工学電卓」の気持ちよさ
確定申告の計算や資格試験の勉強など、大量に計算する必要がある場面では手放せない「電卓」。右手で使う際の打ちやすさを追求した新構造のキー配置が特徴的な、カシオの人間工学電卓「JE-12D」を使ったところ、単に打ちやすいだけではない、道具が自分に合わせてくれる気持ちよさを実感しました。(提供:カシオ計算機株式会社)
スマホの時代でも電卓という専用機は便利
白モデル(JE-12D-WE)と黒モデル(JE-12D-BK)があり、ガイドは視認性が高い白モデルを選びました
これだけ、スマホやタブレットが普及しても、意外に手放せないのが電卓です。もはや、電卓という言葉が、電子卓上計算機の略であることさえ知らない方も多いのかも知れません。しかし、ちょっとした計算ならともかく、確定申告の際や、経費の計算、さらには、簿記や税理士などの資格試験の勉強といった、大量に計算する必要がある時、途中で作業が中断される恐れがあるスマホでは、とても追いつかないのです。
やはり、専用機というのは便利だし使いやすいものです。ただ、他に計算ができるツールが身近に増えてくると、専用機には専用機らしく、他には無い使い勝手の良さを求めてしまいます。それこそ、100円ショップで買えるような計算機を使うくらいなら、スマホの方が使いやすいのですから。
多分、昔以上に、今は電卓に求める水準は高くなっていると思うのです。そういう目で、今年の確定申告に向けて電卓を探していたところで目に留まったのが、カシオの人間工学電卓「JE-12D」でした。とにかく、その右手で使う際の打ちやすさを考えたという、右側に少し傾いて階段状になったキーの配置に惹かれたのです。
指は人さし指から小指に向かって下がっている
普通に、右手をパームレストにのせて力を抜いた状態で鏡に映して写真を撮りました。こんな風に自然と小指側が下がります。
日常的にキーボードで文章を書いているから意識的になっているのかも知れませんが、人間の手は、何の力も入れずに軽く指を曲げた状態で前に出すと、当たり前ですが、人さし指から小指に向かって、下向きに斜めになります。それを日常的に感じていたこともあって、ひと目見て、これは理に適っていると思ったのです。
調べてみると、通称「AIST」とか「産総研」と呼ばれる、日本最大級の産業技術に関する研究機関、産業技術総合研究所との共同研究の成果を活用して開発されたものだということも分かりました。実を言うと、私は、いわゆる「エルゴノミクス・デザイン」を謳った製品に対して懐疑的で、実際、文房具の分野では、その成功例はほとんど見られません。握力が弱い人など、ポイントを絞った製品では成果が出ていますが、汎用的な製品では、ただの、ちょっと奇抜な形をしたツールでしかないものを沢山見てきました。
その点、この、右側に向けての傾斜というのは、とても納得がいくものでしたし、その角度が「3°」という部分に、産総研との研究の成果があるのだろうと思ったのでした。
打てばすぐに分かる指へのフィット感
「JE-12D」に指を置くと、こんな風に自然に指に沿う感じになります。このフィット感が気持ちよいのです。
実際に使ってみて、まず感動したのは、本当に誂えたように指の傾斜に階段状に並んだキーがジャスト・フィットすること。これは本当にびっくりしました。最初から、こちらの指の形にキーが合わせてくれているようなものなので、キーを打っていても、何だか指に吸い付くようで、あまり、わざわざ打鍵しているという感じが無いのです。
これが、どういうことかというと、最小限の指の動きでキーが打てるということで、それはつまり、指が疲れないということです。私は、基本的に、数字キーの左列、つまり、1、4、7の列を人さし指で、次の列を中指、その次の列を薬指、そして演算キーを小指で打つ形になることが多いのですが、その際の指の動きに全くエネルギーの無駄がなく打鍵できました。
キーの大きさや数字の読みやすさも、多分、多くの試行錯誤の結果なのでしょう。長期間使ってもキーの文字が消えないように、二色のパーツが使われているのもありがたい。
キーの大きさ、キー同士の距離も絶妙で、このあたり、長年、電卓を作り続けてきたカシオの経験値の高さを感じました。
打ちやすいというだけでストレスが軽減する
背面に施された持ちやすさを考えた模様の溝と、机の上にしっかりとグリップする大型のストッパー。
専用機の強みということで言えば、計算機としてとても基本的なことですが、机の上に置いた「JE-12D」は、どれだけキーを打っても、ビクとも動かないのです。この滑り止めのグリップ力の高さは、大量に計算したい時、とても重要だし、スマホなどでは実現できない部分でしょう。また、このグリップ力があるからこそ、階段状に下がったキー配置も生きるのだと思います。
キーが斜めではなく、階段状に設置されて、打鍵自体は垂直方向で打てるというのも、この打ちやすさというか、疲れにくさに繋がっているようです。指自体は、右側に向けて下がっているとはいえ、力は斜め方向に向けるより、下方向に向けた方が楽です。そこを、きちんと考慮して作られているのが嬉しいですね。
キーは階段状に並んでいて、キー自体は斜めになっていないのがポイント。その上で、斜面になっているように見えるデザインになっているのが洒落ていますね。
人間は、つい、道具に身体を馴らしてしまうところがあります。多少使いにくい道具でも、慣れてしまえば平気になってしまうのです。でも、当然、そこには小さなストレスが発生します。最近の文房具業界では、そういう、使っている人が気がつかない内に感じているストレスを軽減する機能を搭載するのが、ひとつの流行になっています。
例えば、筆記時における、ペン先の微妙なガタ付きを軽減する機構を内蔵しているノック式ボールペンが人気です。ほとんどの人が気にしていなかったガタ付きですが、実際にそのボールペンを使うと、微細なガタ付きが実はストレスだったことに気がつきました。あるいはコンベックスメジャー(金属製のメジャー)で、引き出したメジャー部分がゆっくり戻ってくる商品が登場し、コンベックスメジャーの勢い良く戻ってくるスピードが実は結構怖かったことに気がつかせてくれました。
道具が自分に合わせて寄り添ってくれる気持ちよさ
カシオの人間工学電卓を使った時に受けた衝撃は、その打ちやすさ以上に、水平に配置されたキーを打つことが、小さなストレスだったことに気がついたことから来たのかもしれないと思いました。そして、意識していなかったくらいの小さなストレスなのに、それが解消されると、楽になったとハッキリ分かることにも驚いたのです。
毎日電卓を打っている人だけではなく、時々しか電卓を使っていなかった人でも感じられるくらい大きな変化が、たったの3°の傾斜でもたらされたという驚きです。それは、私たち同様に、もしかしたら、カシオの開発スタッフも感じたのではないかと思うのです。
道具に人間が合わせてきた歴史は、もしかしたら、そろそろ終わるのかもしれません。少なくとも、この人間工学電卓は、ハッキリと電卓が人間に合わせてくれています。使いにくいからこそ、様々な使う側のテクニックが生まれ、それはそれで面白いのですが、最初から、そんなテクニックが必要ない方が、計算するという本来の用途に集中できます。慣れる必要がないというのは、優秀な道具の条件のひとつだと思うのです。
アイディアと技術の結晶が手元にある喜び
愛用している時間計算機能。大昔、カセットテープを編集していた頃を思い出します。
例えば、背面に施された波紋のような溝にも、手にした時の滑りにくさと、見た目の美しさの両立を考えた跡が見えますし、キーの下に敷かれたアルミのパーツが、左側はフレームになっていて、右側は側面に巻き込まれていることで、自然と電卓を右側に置く気にさせてくれたりと、細部のデザインもよく考えられているのが分かります。
多分、キーの角のアールや、キーを押し下げる深さ、ディスプレイのサイズなども、それぞれに意味があって、この形になっているのでしょう。私に分かるのは、それが部屋に置かれていてもうるさくなく、でも、きちんと存在は主張している、その佇まいが良いなということくらいです。
そのデザインも含めて、気に入ってしまった私は、確定申告の計算はもちろん、一時間仕事をするのに、タイマー代わりのプレイリストを作るための、曲の時間計算などにも、この電卓を愛用しています。実用電卓の基本機能でもある「GT」キーや税率設定などの使いやすさも含め、使いやすい専用機が手元にある喜びを感じています。
DATA
CASIO│人間工学電卓 JE-12D
製品タイプ:ジャストタイプ(手に持っても卓上でも)
桁数:12桁
サイズ(奥行×幅×高さ):177.5×111×24.4mm
質量:210 g(電池込み)
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