人気YouTuber「ともさん」に聞いた!動画投稿へのこだわりと今後のビジョン
日々増え続けるYouTuber。その中で、チャンネル登録者数を伸ばすのは簡単なことではありません。今回は、アウトドアや車中泊を中心に動画投稿を行う「ともさん」に動画投稿の極意について、インタビューをしました。
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今回インタビューを行ったのは、イチオシ公認YouTuber「イチオシスト」でもある「ともさん」。動画投稿を始めたきっかけから普段の撮影や編集へのこだわり、ターニングポイント、そしてこれからのビジョンを語ってもらいました。
イチオシストProfile
今回インタビューを行った「ともさん」
「ともさん」チャンネル登録者数は69,400人。(2022/1/19時点)
兄(カズチャンネル/Kazu Channel)のもとでYouTubeを学び、2018年に自身のチャンネル開設。現在は車中泊をメインに、アウトドア用品やガジェット紹介等の動画を投稿している。
YouTubeを始めたきっかけは兄の存在
ーともさんはもともと会社員だったということですが、動画投稿をはじめたきっかけを教えてください。
ともさん:「前職は会社員として働いていたのですが、仕事をはじめて ちょうど10年という節目に、兄からYouTubeを手伝わないか? と誘われて動画編集をはじめました。その延長線上に、自分のチャンネル開設があった感じですね。」
ーお兄さんの編集にも携わっていたということで、YouTube制作に関してはさまざまなコツがありそうですね。
紹介する商品の選定基準は”とげ”
ー車中泊やアウトドアの動画を多く投稿されているようですが、動画のネタ探しで意識していることや商品を選ぶ基準などはありますか?
ともさん:「まず基本として、自分の興味が湧くものを選ぶことを第一にしています。そして中でも商品に何かしらの”とげ”があるものを選ぶようにしています。例えば、性能にとげがあったり、他の商品とは違うところが長けていたりと、他人が取り上げないだろうなというものを中心に選んでいます。”とげ”があるといっても、自分自身のチャンネルに関連する商品であることは大前提ですね。僕の場合は、車中泊やアウトドア系の商品が多いです。」
ー興味がある商品の中でも、他の投稿者と差別化できるような商品を取り上げているんですね。
撮影のこだわりが動画の出来栄えに直結する
ーともさんの動画では自宅やキャンプ地が登場することが多いですが、撮影場所を選ぶ際に気を付けていることはありますか?
ともさん:「必ず許可をとるようにしています。いつも撮影している場所は私有地なので問題ありませんが、それ以外の場所に行く際は、電話やメールなどで管理者に許可をとっています。管理者が不明で許可が取りにくい場合は、安全性を確保した上で撮影するよう心がけています。」
ー実際、許可取りをしないという人も多いのも実状ではありますが、こういうマナーはしっかりと守らなければいけませんね。
ー撮影機材のこだわりや、撮影の際の注意点はありますか?
ともさん:「車中泊やキャンプは暗い場所での撮影が多いので、自然に明るい映像が撮れるフルサイズのカメラを愛用しています。Sonyのフルサイズカメラを使用していますが、小型で持ち運びにも便利です。」
フルサイズミラーレス一眼カメラ a7C (https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7C)
ともさん:「また、音質が悪い動画は観るに耐えないと思うので、映像だけでなく音にもこだわっています。屋外での撮影には、風の音をマイクが拾わないよう、モフモフ付きのマイクは必須です。今使っているガンマイクは、コードレスでカメラに接続できるのでお気に入りです。」
ショットガンマイクロホン ECM-B1M(https://www.sony.jp/ichigan/products/ECM-B1M/?msaview=web)
ともさん:「画角についても、5分10分同じ画が続かないよう、長くても2分くらいで変えるようにしています。動画内容によっては、カメラをアクションカメラにしたりして見やすい動画作りを心がけています。」
ー画角をこまめに変えることで、視聴者の方を飽きさせない工夫をしているんですね。
編集に重要なのは「親切心」
ー編集のこだわりや、編集を参考にしているYouTuberはいますか?
ともさん:「基本的には、テロップを多く入れるようにしています。多いほうが親切ですからね。兄(カズチャンネル/Kazu Channel)のチャンネルの編集をしていたので、そこをベースにしている部分はあります。自分が初めて扱うジャンルの時は、そのジャンルで有名な人や、長けている人を必ず一度は確認するようにしています。」
「PCでの編集作業は、いかに少ない動きで早く処理できるかが重要」と語るともさん
ーイチオシストにおすすめしたい編集ソフトや編集ギアなどはありますか?
ともさん:「編集ソフトはAdebe Premiere Proを使っています。特に私はマウスにこだわりを持っていて、ゲーミングマウスを使っています。このマウスは横にボタンが6個くらいついていて、それぞれにショートカットキーが割り振れるので、どっしりと作業をする人にはあると便利な機能です。逆に私はこれがないと作業がすごく遅くなります(笑)。」
ロジクール G604 LIGHTSPEEDワイヤレス ゲーミング マウス(https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/products/gaming-mice/g604-lightspeed-wireless-gaming-mouse.html)
ーゲーミングマウスにそのような使い方があったとは驚きです。6個もショートカットキーを登録できると、作業のスピードはだいぶ変わってきそうですね。
バズの波に乗り、チャンネル登録者数を増やすには?
ー2018年から動画投稿を始め、現在のチャンネル登録者数は約7万人。これまでにチャンネル登録者数が伸びたきっかけはありますか?
ともさん:「一番最初にバズったのはこの動画です。」
ともさん:「この動画をきっかけに、1,000人にも満たなかった登録者数が、5,000人くらいまで一気に伸びました。商品レビューはバズのタイミングがあるので、そのタイミングにあわせて、関連する動画を挙げることが重要です。例えば、【原付レビュー動画】がバズったとしたら、それに続く動画として【原付でのお出かけ動画】や【〇か月乗った感想動画】を次々とUPしていくようなイメージですね。」
ー関連付けることで、視聴者を離さないということですね。チャンネル登録者数を伸ばしたい方にはかなり参考になりそうです。では、今後ともさんはどういうジャンルが伸びていくと思いますか?
ともさん:「1つのジャンルに特化したチャンネルの方が伸びるといわれています。私のチャンネルはマルチにやっていますが……。
今、絶賛バズっているのは、飲食店にスポットを当てたドキュメンタリータッチの動画や、アングラ系のエリアに潜入する動画です。国籍や言語に関係なく、観るだけで内容が伝わる動画は今後も注目度が高まっていきそうです。」
ーYouTubeもグローバル化が進んでいるのですね。たしかに、Vlog系の動画には海外からのコメントも多く見かけます。
ー具体的にこれから伸びそうなYouTubeチャンネルはありますか?
ともさん:「今僕が注目しているのは、野外のもりこさんです。本人は喋らず顔もほとんど見せないの ですが、ゆっくりと流れるような時間を表現できていて、海外の視聴者さんも多いようですし、今後ちょっとしたキッカケでもっと伸びそうだと思います!」
ー映像の美しさに引き込まれますね! コメント欄も海外の方が多いですね。
今後は視聴者と”一緒になって”商品開発
ー今後はどのような活動を行っていきたいですか?
ともさん:「オリジナル商品の開発が進んでいるので、動画を通してその商品のストーリーを発信していきたいと思っています。そうすることで、商品の深みをより伝えることができたり、視聴者のコメントを通して機能や色などの方向性を確認することができますからね。」
ー商品レビューの経験を活かし、視聴者の方と二人三脚で商品開発にもチャレンジしているようです。
イチオシストの方へのメッセージ
ー最後に他のイチオシストに向けてメッセージをお願いします。
ともさん:「イチオシストの方々と、一緒に何かできたらいいなと思います。今後県外に出やすい雰囲気になれば、県外でも撮影を行いたいと考えているので、みなさんはどのように撮影場所の許可取りをしているのかを教えてほしいです。また車中泊の経験を活かして、軽バンでも使えるマットレスを開発中なので、よければチェックしてみてください! 」
ー開発中のマットレスについての情報は、ともさんのYouTubeチャンネルをチェックしてみてくださいね。また、この記事への感想やともさんへのメッセージは「#イチオシストインタビュー」をつけてツイートしてください!
イチオシではイチオシストの動画投稿へのこだわりや、ストーリーをインタビュー形式で発信したいと考えています。インタビューを受けてみたい!という方はichioshist_contact@corp.allabout.co.jpまでご連絡ください。
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