体験型アートカフェ“金沢茶寮”が、破棄される陶器の破片や茶葉を、作家の手で蘇らせるアップサイクルプロジェクトをスタート。
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金沢の伝統工芸、九谷焼の破片から生まれたサスティナブルアクセサリー 「potte_Re(ポタリー)」の魅力
どのような商品ですか?
金沢の伝統文化を次世代へ伝えていくために、時代に合わせた楽しみ方を提供したいと考え2022年3月にオープンした体験型アートカフェ「金沢茶寮」が考案した、破片アクセサリー「potte_Re」(ポタリー)。 陶芸作品の制作過程で割れや欠けにより破棄されてしまう器やお皿アップサイクルし、漆芸作家の手で新たなアイテムとして生まれ変わった、世界にひとつだけのアクセサリーです。 「potte_Re」は、Pottery(陶器)+Re(リデザイン)を組み合わせ、名付けました。
この商品のイチオシポイントは?
今回販売するアクセサリーは、器やお皿として不完全で破棄される陶器を、そのままの個性豊かな形やサイズを活かし、漆芸作家の松浦 悠子氏がひとつひとつ鮮やかな塗りを施したオリジナルアイテムです。 鮮やかな色彩でありながらも、肌に馴染み、身体の一部として輝きを放つアクセサリーに仕上がっています。
なぜこの商品を開発したのですか?
伝統工芸と向き合い、九谷焼のうつわを扱うお店として、大きな気付きとなった、【陶磁器の廃棄の問題】がきっかけでした。九谷焼に限らず、陶芸作品は完成までに素焼と本焼の2回焼く工程があります。この工程で陶芸作品が割れることは日常茶飯事で、割れたお皿や欠けたお茶碗等が生まれます。その量は、毎月コンテナ1台分とも言われ、工芸産業全体の問題となっています。 割れや小さな欠けにより廃棄されてしまう器を活かし、新たな個性を吹き込み、金沢茶寮らしく愛されるアイテムを作れないかと考えました。
最もこだわったポイントは?
金沢茶寮では、皆様にアート体験を提供していくなかで大事にしていることのひとつが【お客様のありのままを活かす】ということ。見本のようにつくる、ではなく、その個性を引き出すことです。 お皿やうつわとして、復活する(=もとの形にもどす)ではなく、破片の個性豊かな形を生かしたものづくりができないかと考えました。 そこで、私たちは、この破片たちをあえてアクセサリーとして蘇らせることにしました。九谷焼=お皿・器というイメージを変えて、九谷焼を「身につけるアート」としてリデザインすることにしました。
類似商品との違いは?
1つひとつ手作業で、金沢茶寮ならではの技法「金沢塗」で制作いたします。 金沢塗(かなざわぬり)とは、世界各国で活躍するグローバル視点の陶芸作家・吉岡 正義氏と愛弟子である漆芸作家・松浦 悠子氏が考案。 江戸時代から続く「金沢塗」特有の漆による色彩ではなく、陶器に色鮮やかな10種類以上の塗料を重ね塗り、削り、感性を研ぎ澄ましながら器を描く技法となります。 伝統文化を次世代へ伝えていくために、時代に合わせた楽しみ方を提供したいという想いから生まれた、金沢茶寮ならではの技法です。
DATA金沢茶寮/potte_Re(ポタリー)
店舗:https://www.kanazawasaryo.jp/ |通常の体験予約も承っております。
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