100年前のレシピから紐解くデニムの物語。MADE IN JAPANの底力。
【イチオシストが投稿】クラウドファンディングの発起人・プロジェクトオーナーがイチオシストとなり、今までなかった製品やサービスを紹介するコーナーです。「手前味噌だけれど本当にイチオシなので、ぜひその魅力をみなさまに知ってほしい」という思いで、イチオシストが思いの丈を語ります。作り手や担い手の想いを知り、未来の「買ってよかった!」に繋げましょう。
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KOJIMA GENES×ALBERTON 【CENTURY DENIM】の魅力
どのような商品ですか?
100年前の資料を元にできる限り忠実に再現した「ALBERTON DENIM」をKOJIMA GENESなりの解釈で製作したジーンズ2型です。ひとつは防縮加工(サンフォライズ)を施さず、生機(キバタ)のまま当時の雰囲気を味わってもらえる ルーズなシルエットのボタンフライ仕様のデニムと、防縮加工を施し敢えて当時には無い細みのストレートシルエットで経年変化を楽しんでもらえるジップフライ仕様のデニムの2型になります。生産は「デニムの聖地」とも呼ばれる岡山県の児島で、長年にわたり国産のデニムを支えてきた職人が縫製しております。
この商品のイチオシポイントは?
このデニムにイチオシポイントズバリ、「独特な色落ち」です。デニムの魅力と言えば年代ごとの細かなディテール、シルエット、付属品などそれぞれあると思いますが経年変化=色落ちというのも最大の魅力の一つで、これはほぼ生地で決まります。今回のCENTURY DENIMはその名の通り1世紀前の生地を再現しているのですが、使用している糸、染色方法、織機全てにおいてレシピに限りなく近い製法で実現しております。 デニムが好きならば1本か2本くらいはデニムを持っていると思いますが、恐らく他のデニムにはない経年変化を楽しんで頂けると思います。
なぜこの商品を開発したのですか?
普段から付き合いの深いファブリックブランド「ALBERTON」のディレクターの「100年前のデニムを作ろうと思う」の一言から始まりました。正直100年前と言われてもピンとこなかったのですが資料を見せてもらって説明を聞いていくと、確かに面白いし誰もやってないかもと思い、これまた普段からお世話になっているデニムメーカーのプランナーと糸のメーカーの人と何度か打ち合わせしました。皆さんプロなので実際に出来上がるのは予想より早かったです。今回KOJIMA GENESは製品企画を行いましたが「ARBERTON DENIM」あってこその企画でした。
開発において苦労した点は?
苦労した点というよりかは、改めて日本人ってモノつくりが好きな人種やなと思いました。糸を作る紡績の機械や生地を織る織機、ミシンなどは中国やトルコなどの産地のほうが最新の機械で綺麗なデニムを作るかも知れません。しかし日本の職人さん達は当時の生地を糸から分解して同じようなムラ糸を作ったり、何十年も前の織機を未だに使用していたりします。今回使用した織機も昭和30年代の織機で豊田自動織機の「TOYODA G3」という力織機を使用しております。普段から道具を大切にし、無理なお願いも引き受けてくれる職人さんの腕があるからこそ実現できたデニムです。日本人に生まれてきて良かったと思いました。
おすすめの使い方は?
元々ワークウェアなんで休みの日には穿きまくってもらって、汚れたらいっぱい洗ってもらって、破れたら修理してもらって穿き飽きたころにタンスの奥にしまってもらって、100年後にまた曾孫や玄孫に穿いてもらったら素敵かなと思います。
DATAKOJIMA GENES/CENTURY DENIM
サイズ展開(全てインチ) 30,31,32,33,34,36,38,40,42
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