韓国語で「いただきます」や「ごちそうさまでした」はなんて言う?丁寧・フランクなタメ口など、基本のフレーズまとめ
韓国語の「いただきます」は、「잘 먹겠습니다(チャル モッケッスムニダ)」と言います。日本では食事前にどのような状況でも使う言葉ですが、韓国では少し異なり、食事を用意してくれる・ごちそうしてくれる人への感謝の気持ちを込めるときに使われる場合が多いのだそう。友達や年下の相手には、フランクなタメ口で伝える場合もありますよ。今回は、韓国語の「いただきます」の表現を中心に、「ごちそうさまでした」や「召し上がれ」など、食事に関する便利なフレーズをご紹介します。
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■韓国語の「いただきます」は、食事を作ってくれた人やごちそうしてくれた人への感謝の言葉

韓国語の「いただきます」の使い方
日本では、食事の前に「いただきます」と言ってから食べ始め、食事を終えたときには「ごちそうさまでした」と言うのが習慣ですよね。
しかし、韓国ドラマなどを見ていると「いただきます」にあたる食事の挨拶がなく、「韓国ではいただきますって言わないのかな?」と疑問に思っている人もいるかもしれません。
そこで今回は、韓国語の「いただきます」の使い方や表現を中心に、「ごちそうさまでした」や「召し上がれ」など、食事に関する便利なフレーズをご紹介します。
ぜひ、コミュニケーションの参考にしてくださいね。
韓国語の「いただきます」の意味は、日本とは少し異なる
日本では、食べ物をいただくことや調理してくれた人、食事をともにする家族や友人に対する感謝の気持ちを込めて「いただきます」と言いますが、実は、韓国の「いただきます」は日本と少し意味が異なり、食事を作ってくれた人や食事をごちそうしてくれた人への感謝の気持ちを伝える場面で使われることが多いようです。はじめは少し戸惑うかもしれませんが、韓国を訪れた際には、食事を作ってくれた人や食事をごちそうしてくれた人への感謝を込めて「いただきます」と伝えましょう。
一人でご飯を食べるときにはあまり使わない
食べ物をいただくことに対しての感謝の気持ちも含まれる日本では、一人で食事をするときにも「いただきます」というのが習慣になっている人も多いでしょう。
しかし、韓国では一人での食事=感謝を伝える相手がいないことから、「いただきます」ということはほとんどありません。なので、韓国のレストランや食堂で一人で食事をしているときに、「いただきます」と言うと驚かれるかもしれませんね。気になる人は、小声でつぶやくか心の中でそっと感謝しましょう。
■シーン・相手別! 韓国語の「いただきます」3選
ここからは、食事をする相手に合わせた韓国語の「いただきます」を3つご紹介します。目上の人との食事は「잘 먹겠습니다(チャル モッケッスムニダ)」
「잘 먹겠습니다(チャル モッケッスムニダ)」は、最もスタンダードな「いただきます」。
直訳すると「よく食べます」という意味で、丁寧な表現のため、先輩や会社の上司、取引先の人など、目上の人と食事をする際に使われます。韓国での「いただきます」=「잘 먹겠습니다(チャル モッケッスムニダ)」のように、まず基本として覚えたい言葉です。
親しい先輩との食事は「잘 먹겠어요(チャル モッケッソヨ)」
「잘 먹겠어요(チャル モッケッソヨ)」も目上の人との食事の際に使える表現ですが、「잘 먹겠습니다(チャル モッケッスムニダ)」より少しやわらかい印象を与えます。そのため、親しい先輩など、仲が良い・距離が近い相手との食事の際に使うと良いでしょう。
ただし、「この人との食事はどちらのいただきますを使うべきかな?」と迷ったときには、より丁寧な「잘 먹겠습니다(チャル モッケッスムニダ)」を使うのが無難です。
家族・友達との食事は「잘 먹을게(チャル モグルケ)」
家族や友人との食事の際には、カジュアルな「잘 먹을게(チャル モグルケ)」がおすすめ。
日本語でいうタメ口にあたる表現で、「いただくね!」とフランクに伝えられます。そのため、目上の人が同席する場では失礼にあたるので、使う際には注意しましょう。
■あわせて覚えたい! 韓国語の「ごちそうさまでした」2選
「いただきます」と対になるのが「ごちそうさまでした」。韓国の「いただきます」は日本と少し意味が違うことが分かりましたが、「ごちそうさまでした」の意味はどうなのでしょうか?
「ごちそうさまでした」の意味は日本とほぼ同じ
韓国の「ごちそうさまでした」は、日本とほぼ同じ意味合いで使われます。食べ終わった後には忘れず「ごちそうさまでした」と伝えましょう。
また、レストランや食堂などで食事をした際には、お店を出る際に店員さんに「ごちそうさまでした」と言えば、感謝の気持ちを伝えられますよ。
こちらも日本と同じですね。
基本は「잘 먹었습니다(チャル モゴッスムニダ)」
韓国語の「ごちそうさまでした」は、「잘 먹었습니다(チャル モゴッスムニダ)」と言います。直訳すると「よく食べました」で、「出されたご飯をおいしくいただきました、ありがとう」という感謝の気持ちを伝えられますよ。
レストランで使える「맛이있었어요(マシッソッソヨ)」
レストランや食堂などの飲食店では、「맛이있었어요(マシッソッソヨ)」というのもおすすめ。「ごちそうさまでした」とは少し意味が異なりますが、「おいしかったです」と食事に対する満足感や感謝の気持ちを表すことができます。お店を出る際に店員さんに伝えてみてくださいね。
■食事の前の「召し上がれ」は韓国語でなんて言う? 便利なフレーズ2選
韓国では、「いただきます」の前に、食事を用意した側の人が「召し上がれ」と伝えることがあります。最後に、韓国語の「召し上がれ」を意味するフレーズを2つご紹介します。
丁寧に伝える「맛있게 드세요(マシッケ トゥセヨ)」
「맛있게 드세요(マシッケ トゥセヨ)」は、スタンダードな「召し上がれ」。韓国ドラマなどでもよく使われている表現なので、聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
直訳すると「おいしく召し上がってください」という意味で、レストランや食堂で店員さんが食事を提供するときや、お家で家族に食事を出すときなど、幅広く使われています。
タメ口でカジュアルに「맛있게 먹어(マシッケ モゴ)」
友達や年下の相手にごちそうするときには、「맛있게 먹어(マシッケ モゴ)」を使いましょう。「おいしく食べてね」という意味で、「召し上がれ」をカジュアルに伝えられます。
■【まとめ】韓国語の「いただきます」は日本とは少し意味が違う! 使い方を理解して感謝の気持ちを伝えよう
韓国語の「いただきます」の「잘 먹겠습니다(チャル モッケッスムニダ)」は、食事を作ってくれた人やごちそうしてくれた人への感謝の気持ちを伝えるために使われる言葉で、日本の「いただきます」とは少し意味合いが異なります。「人」に対する感謝の気持ちなので、一人で食事をするときにはあまり使いません。
食事を終えた後の「ごちそうさまでした」は日本とほぼ同じ意味。
「잘 먹었습니다(チャル モゴッスムニダ)」が基本ですが、レストランなどでは「맛이있었어요(マシッソッソヨ)=おいしかったです」と伝えるのも良いですね。
また、食事を用意する・ごちそうする側の場合は、「おいしく召し上がってください」という意味の「맛있게 드세요(マシッケ トゥセヨ)」を伝えるのがベスト。
友達や年下の相手であれば、フランクな「맛있게 먹어(マシッケ モゴ)」でも良いでしょう。
韓国語の「いただきます」の意味を理解し、感謝の気持ちを伝えて食事を楽しみましょう!
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