GUで見つけた高見えメンズカーディガン!30代以上でもばっちり決まるコーデ術
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トレンド感のあるアイテムが多いGUでスタイリストの大山シュンさんが見つけたのは、ジャケットしても使えるというGU「ダブルフェイスカーディガン」。特徴や、おすすめのメンズコーデや着こなしのコツをスタイリストの視点で教えていただきました。
イチオシスト:大山シュン
メンズファッション研究家/株式会社SO styling代表取締役/「服が、めんどい(ダイヤモンド社)」著者/著書累計12万部突破/YouTubeチャンネルスタイリスト大山シュンのメンズ服講座
/日本最大級のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」主宰/身長164センチ/2児の父
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GUの「ダブルフェイスカーディガン」は30代以上の大人世代にもおすすめ
30代40代の大人世代でも使いやすい、ベーシックなアイテムが揃うユニクロ。スタイリストの大山シュンさんも、ご自身のYouTubeチャンネル「スタイリスト大山シュンのメンズ服講座」でも多数取り上げているブランドだそう。一方で、GUはトレンド感のあるアイテムラインナップが多い、ユニクロの兄弟ブランド。ユニクロのアイテムの中にうまくブレンドしてあげるのがコツなんだとか。「どうしてもGUになるとトレンド感がそれだけ強くなるので、サイズ感もオーバーサイズになりますし、アイテム的にも少しユニクロよりも尖ったものが多くなるので、そういった点では初級者向きなのがユニクロで、うまくユニクロの中にGUのアイテムをブレンドしてあげるのが、すごく僕ら世代にはいいかなと思うんですね。
そういったこともあって、僕の動画の中では基本的にユニクロの方が多いんですが、たまに、これはユニクロにはないなというような程よいトレンド感のもの、そして僕ら大人世代にも使えそうなものがGUにもあったりするんですね。今回、そういった流れの中で見つけたアイテムがありまして、それがめちゃくちゃ良かったんですね」」(大山シュンさん)
大山さんが見つけた、GUのイチオシアイテム「ダブルフェイスカーディガン」を見ていきましょう。
特徴1:ジャケットとしても使える凝った作り
大山さんイチオシのダブルフェイスカーディガン。価格は2,490円。XSから3XLとサイズ展開も豊富に揃います。カラーは、ブラック(09)、ベージュ(32)、ダークブラウン(39)の3色。「3色展開なんですが、僕は今回、一番合わせやすいブラックを購入しました。結構他の色、ベージュだとかブラウンもめちゃくちゃ良かったので、これは皆さん実店舗に行って試着をしながら見比べていただきたいなと思ってるんですが、カーディガンというアイテムは、僕ら大人世代にはすごく使いやすいアイテムで、どういったものなのかというと、たとえば秋ですね、Tシャツだとかシャツの上に軽く羽織れば体温調整がしやすいですし、やはり僕は今着ているジャケットよりは少しカジュアルになるんですけど、こういったものが加わることで程よくきれいな感じも漂うので、僕ら世代にとっては、あると便利なのがカーディガンというアイテムかなというふうに思っています」(大山シュンさん)
ダンボールニットを使ったこのカーディガンは、ユニクロでは中々ない凝った作りが特徴。「カーディガンといえばカーディガンなんだけども、よくよく見るとノーカラーのジャケットにも見えなくない」という、おしゃれなデザインがポイントだと、大山さんは語ります。
「このカーディガンっていうのは通常のユニクロにはないような、結構凝ったものになっていて、なかなかこれは僕は面白いなと思いました。後ほど実際に着た様子をお見せしたいなと思ってるんですが、まずは素材の質感がまったく異なるんですよね。ダンボールニットというようなものを使ってまして、かなりもちっとしていて肌触りがすごくいいんですね。このような素材というのは、主にスウェットだとかパーカーに最近は使われることが多いんですが、その素材感をカーディガンに用いたところが結構意外性があるんですね。カーディガンといえばカーディガンなんだけども、よくよく見るとノーカラーのジャケットにも見えなくないというところが、このアイテムの面白いところかなと思ってます」(大山シュンさん)
特徴2:体型を拾いにくく大人世代でも着こなしやすい
また、大山さんいわく、厚みもそれなりにあるため、体型を拾いにくい点も使いやすいポイントなんだとか。「まあ厚みにも中肉厚なので、そこまで体型を拾わないんですね。これが薄手のカーディガンだと、結構ぽっちゃりめの男性だと体のラインがそのまま出てしまうので、なかなか似合いづらいんですが、これは適度な厚みがあってすごく使いやすいなと思いました。
シルエットも最初からちょっとゆったりめなんですね。僕は身長164cmの53gで普段はSサイズが適正なんですけども、こちらはあえてサイズアップすることなくそのままSサイズを選んでいます。まあ見ていただいてもも分かる通り、ちょっと着丈は長めになっていますね。身幅もゆったりしていて、肩のラインもやや落ちているというところで、トレンド感のある、ややゆったりめのシルエットに最初からなっているのがGUのアイテムの特徴で、かといって大きく振り過ぎていないので、その点は僕ら世代にも使い勝手がいいんじゃないのかなというふうに思ってます」(大山シュンさん)
確かに、体型を拾わず、アウター感覚でも使えるのはうれしいですよね。
特徴3:高見えする素材×ポケット付きがうれしい
さらに、大山さんが注目するのは、ポケットが付いていること。ポケットがあることで、よりアウター感覚で着られるんだそう。「デザイン自体はすごくシンプルなカーディガンの形なんですが、結構個人的に嬉しいのはここのポケットなんですね。これが通常のカーディガンだとついていないのが普通なんですが、こちらのアイテムにはポケットがあってここにどうしても手が突っ込みたくなるわけです。まあ特に普通のカーディガンだったらなくてもいいんですが、このように少し厚手になってくると、なんかアウター感覚で着たいので、そうなるとポケットが付いているかどうかで個人的には全然満足度は変わってくるんじゃないのかなというふうに思っています」(大山シュンさん)
少し光沢感のある素材ですが、上品な雰囲気に仕上がっているのも、このカーディガンの特徴のひとつ。
「あとは素材の雰囲気もすごく良くて、微光沢と言って、少し光沢感があるんですが、かといって安っぽくないんですよね。どうしても価格帯が安いアイテムになると、ちょっと人工的なキラキラした感じが出てしまってそれが好きではなかったりするんですが、こちらの光沢感はすごく柔らかで上品な雰囲気になっているので、安っぽさがなくて僕ら大人世代にもすごく着やすい感じになってるかなというふうに思っています」(大山シュンさん)
手頃な価格でありながら高見えするのは、日常はもちろん、さまざまなシーンで使いやすそうです。
GUおすすめカーデ「ダブルフェイスカーディガン」の3つのメンズコーデ術
ここで、大山さんにおすすめのコーディネートを紹介していただきましょう。まずはTシャツと合わせたコーディネート。無地の白Tシャツや白ベースのTシャツと相性がいいんだとか。着こなし1:Tシャツ×カーディガン
「僕は夏の延長線上でこういったTシャツ、僕のブランドで出しプリントTシャツなんですが、その上にさらりとこちらのカーディガンを羽織っています。こんな形でTシャツ×カーディガンというのがまずは鉄板で使いやすいかなと思うんですね。まあ内側はちょっとホワイトベースのものを持ってくるのがいいかなと思いますし、あとは無地の白Tシャツでも十分かなと思います。
GUのホームページでは白の無地Tと合わせていることが多いかなと思うんですが、そういったものと合わせながら、Tシャツはタックインしながら合わせてもらうとより今っぽい雰囲気が漂うのかなというふうに思ってます。ボトムスに関しては様々な選択肢があるのですが、僕は今季のグリーンレベルのダークグレーのパンツを合わせています。ちょっとスラックス調に見えるようなキレイめのアイテムでまとめてあげるとバランスがいいんじゃないのかなというふうに思ってます。足元はそこまで見えなくて申し訳ないんですが、ホワイト系のレザースニーカーを合わせています」(大山シュンさん)
着こなし2:シャツ×カーディガン
Tシャツでは寒い時期におすすめなのが、シャツを合わせたコーディネート。大山さんいわく、襟元がすっきりしたバンドカラータイプのシャツとの相性がいいんだそう。「今度は内側にシャツを合わせたんですね。シャツといっても、今は2種類の代表的な襟型がありまして、レギュラーカラーと言われるようなわりと小ぶりな襟かもしくは今僕が着ているようなバンドカラーシャツのこの2つの選択肢があるかなと思うんですが、どちらも着てみたんですけども、個人的には、襟元がすっきりしているこういったバンドカラーのシャツの方がおさまりが良かったかなというふうに思っています。レギュラーカラーの上に着てみると、ちょっと襟の収まりがあんまり良くなかったんですね。ですのでこちらのほうが僕はおすすめしやすいかなというふうに思っています。
今着ているのは、今季のユナイテッドアローズのオリジナルのもので、色合いがグリーン系で非常に気に入ってるものなんですがこういったグリーン系とブラックみたいなものもいいかなと思いますし、もちろん秋らしいベージュだとかブラウンのシャツの上に、こういったブラックのカーディガンを着てもらうというのもバランスがいいんじゃないのかなといいふうに思っています。」(大山シュンさん)
また、無地のシャツだけでなく、ストライプなど柄の入ったシャツをアクセントにするのもおしゃれに見えるんだとか。カーディガンが無地でシンプルな分、インナーで遊ぶのもよさそうですね。
「その他には、今僕の手元にあるのはこちら、春に購入した+Jのストライプのシャツなんですが、内側に少しアクセント的なシャツを持ってきて、その上にわりと大人しく見えるようなカーディガンを重ねてもらうと大人の雰囲気が漂いやすいかなと思うので、是非トライをしていただければなというふうに思っています」(大山シュンさん)
ちょっと変化球のあるアイテムながら、大人世代でも使いやすいダブルフェイスカーディガン。普段、ベーシックなアイテムしか着ない!という人でも、2,490円なら挑戦しやすいのでは?ぜひワードローブに加えて、新しい着こなしにチャレンジしてみてくださいね!
大山さんのYouTubeチャンネル「スタイリスト大山シュンのメンズ服講座」では、大人の男性に向けてメンズファッションの基本を分かりやすく解説した動画を日々更新中。毎日のコーディネートの参考に、ぜひチェックしてくださいね。
DATA
GU|ダブルフェイスカーディガン(長袖)
価格:2,490円
カラー:09、32、39
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL、3XL
素材:ポリエステル78%、レーヨン17%、ポリウレタン5%
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