ユニクロのおすすめフリース「ファーフリースフルジップジャケット」のメンズコーデ術
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さまざまなフリースアイテムを展開しているユニクロ。スタイリストの大山シュンさんは、「ファーフリースフルジップジャケット」の肌触りと使いやすさに夢中なんだとか!その特徴やおすすめの着こなしを教えていただきました。
イチオシスト:大山シュン
メンズファッション研究家/株式会社SO styling代表取締役/「服が、めんどい(ダイヤモンド社)」著者/著書累計12万部突破/YouTubeチャンネルスタイリスト大山シュンのメンズ服講座
/日本最大級のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」主宰/身長164センチ/2児の父
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毎日着てしまうほどとりこに!ユニクロの「ファーフリースフルジップジャケット」
今回、スタイリストの大山シュンさんが紹介するのは、ユニクロのファーフリースフルジップジャケット。ユニクロの名作と呼ばれるほど人気のフリースジャケットですが、大山さんは「正直単品で見たときは正直好みではなかった」「カジュアル感も他のフリースに比べるとやや高いので、正直ちょっと使うのが難しいかな」と、避けていたそう。「ユニクロのフリースって結構様々なバリエーションがあるんですが、その中でもこちらのフリースというのは、毛足がだいぶ長いんですね。ですので、カジュアル感も他のフリースに比べるとやや高いので、正直ちょっと使うのが難しいかなと思ったんですが、それは僕の先入観であって、実際に着てみるとさまざまな着回しもできますし、あとはですね、これからご紹介しますが、部屋着としてはこれが最強だということで、最近は毎日こればかり着ているんですね。まあそれぐらい気持ちの良いフリースなので、ぜひ皆さんにも手に取っていただきたいなというふうに思ってます」(大山シュンさん)
一度手に取るとその肌触りや使いやすさに、毎日着てしまうほどとりこになる、ファーフリースフルジップジャケット。その特徴やおすすめのコーディネート例を見ていきましょう。
特徴1:2,000円以下で買えるプチプラ価格
このフリースの大きな魅力のひとつが、1,990円という価格。プチプラ価格ながら、部屋着だけでなく日常でもOKと、幅広いシーンに対応できるのはうれしいですよね。「このフリースなんですが、価格が1,990円なんですね。僕、結構驚きましたね。ユニクロなのでそんなに5,000円とかしないと思ったんですが、せめて3,000円くらいするのかなと思ってたんですけども、2,000円を切る価格で買えるので、もう部屋着としては間違いなく活躍するかなと思いますし、それだけではなくてワンマイルウェアとしても活躍できます」(大山シュンさん)
特徴2:軽量で着脱しやすいフルジップ型
「着てる感覚がないくらい、ふわふわで軽い」と大山さんが絶賛する軽量さも特徴。肌触りもよく、かつフルジップ型なので着脱しやすいのもポイントなんだとか。「僕が今着ている、ちょっと毛足の長いフリースに関しては、僕はもう日常的に部屋着で着ることが圧倒的に多いんですね。というのも、やっぱり部屋着として着る際にはフルジップになっていた方が着脱がしやすいんですね。被りのタイプもいいんですけども、どうしてもですね、こう頭からかぶるという動作自体がちょっと僕は面倒なところがあるので、こういったフルジップの方がやっぱり楽なんですね。そして肌触りも断然これが気持ちいいので、今は重ね着をしていますが、Tシャツの上にこのフリースを着ても肌触りが心地がいいんですね」(大山シュンさん)
たしかに、ジップ型の方が寒いときにさっと羽織れるので便利そうです。また、シャツやTシャツなど、インナーを選ばないのもいいですね。
特徴3:豊富なカラーバリエーション
カラーバリエーションはなんと15種類!定番のモノトーンからカラフルなものまで幅広く、好みの色に出会えそうです。中でも、大山さんがおすすめなのはダークグレーなんだとか。「個人的に一番推したいのは僕が今着ているこのダークグレーですね。この色味が、やっぱり雰囲気がすごくいいんですね。ブラックだとかネイビー、このあたりが鉄板で定番かなと思うんですが、このダークグレーも同じように合わせもしやすいですし、なおかつこのダークグレーの都会的なシャープな感じが非常にバランスがいいので、個人的にはこれが一番いいかなというふうに思っています」(大山シュンさん)
合わせやすさももちろんですが、ワンマイルウェアとしても活用できるのがポイントだと大山さん。重ね着してもバランスがよく、かつおしゃれに見せられるんだそう。
「もちろん、部屋着として着るのであれば何色でも、そんなに人に見られるわけではないので全然構いませんが、ワンマイルウェアとしてちょっと外に出るときなんかには、多少おしゃれにも気を遣いたいかなと思うので、その時にこのようなダークグレーだとすごくバランスがいいんじゃないのかなというふうに思ってます。普段はTシャツの上にさらりと着ることが多いんですが、外に出る時のワンマイルウェアとして使いたい時には、今の着こなしのようにちょっと重ね着を意識するようにしています」(大山シュンさん)
ユニクロの「ファーフリースフルジップジャケット」のメンズコーデ
ここで、大山さんにおすすめのコーディネートを紹介していただきましょう。まずは、ユニクロUのモックネックプルオーバーとミラノリブクルーネックセーターを合わせたコーディネートから、3つのメンズコーデを紹介。同じグレーでも色合いや雰囲気が違うので、簡単にグラデーションを作ってあげられるんだとか。着こなし1:ロンT×ニット×ブラックのボトムス
「外に出るとそれなりに寒いので、まず一番下にユニクロUのモックネックのロンTを着てあげて、ある程度首元を暖かくするんですね。それだけでも体感温度はだいぶ変わってきます。そしてその上に、同じくユニクロUのミラノリブニットですね。これもグレー系の色合いなんですが、このファーリーフリースのグレーとはまた色合い雰囲気が違うので、重ね着をすることで、微妙にグラデーションを作ってあげると、すごくバランスがいいかなというふうに思っています」(大山シュンさん)
ボトムスは、「シンプルなブラック系がおすすめ」と語る大山さん。ユニクロのレギュラーフィットテーパードパンツなど、日常的に使いやすいアイテムとの相性もばっちりです。
「ボトムスに関してはもう基本的にブラック系であればそこまで問わないんですが、細身のブラックデニムでもいいかなと思いますし、あとは僕が履いているようなレギュラーフィットテーパードパンツとかで気軽に履いてみるのもいいかなと思うので、ボトムスに関してはシンプルなブラック系でまとめるとすごくバランスがいいかなというふうに思っています」(大山シュンさん)
着こなし2:インナーとして使うのもあり
フリース=アウターと考えがちですが、「インナーとして使うのも良かった」と大山さん。ダウン型のカーディガンを上から羽織れば、防寒対策にも最適なんだそう。「先ほどの着こなしの上にですね、今度はダウン型のカーディガンを羽織ってみました。これは以前動画でも解説しました、ノースフェイスパープルレーベルとユナイテッドアローズグリーンレーベルリラクシングのコラボレーションのアイテムなんですが、これを気軽に羽織るともう十分すぎるくらいあったかいので、ワンマイルウェアとしてはかなり最強に近いかなと思っています。もちろん一番寒い2月くらいだとさすがにちょっと肌寒いかもしれないですが、これぐらいの感じであれば普通に1月ぐらいまでは全然着てしまえるかなというふうに思ってます」(大山シュンさん)
最近増えている、Vネックのダウンやジャケットと特に相性がいいんだとか。気軽にスポーティーな着こなしを楽しめるのはうれしいですよね。
「このような着丈が短くてVネックになっているようなカーディガンタイプのダウンだとかキルティングジャケットが結構増えてるんですが、そういった物って襟元がすっきりしているので、その内側にこういったスタンドカラーのフリースを入れてあげると意外とバランスがいいんですね。
首元も実際に暖かいですし、こういったフリースを1枚重ねることで、ちょっとアウトドアっぽいようなスポーティな着こなしが実現できるので、ぜひ皆さんにも試していただきたいなと思ってます」(大山シュンさん)
インナーとしてフリースを着ることで暖かさを確保。大山さんいわく、かなりの寒がりさん以外は、長期間このスタイルで過ごせるんだそう。
「内側に1枚フリースがあるだけで、体感温度としてはまったく変わってきますね。結構このフリースのもこもこ感が肌に直接触れることで、かなり暖かく感じるんですね。ですので、相当の寒がりじゃない限りは結構長い時期このスタイルでも楽しめるかなと思うので、是非皆さんもこのようなライトなダウンとファーリーフリースを合わせてみていただければなというふうに思っています」(大山シュンさん)
着こなし3:きれいめなロング丈コートともバランス良し
最後にご紹介するのが、ロング丈のコートとあわせたコーディネート。ユニクロのシングルブレストコートのグレーと合わせると、グラデーション効果もあり、バランスよく見えるんだとか。「今度は内側フリース入れた上にコートを着ているんですが、結構きれいめのロング丈のコートと合わせていただいても意外とバランスが良かったので、こういった着こなしも想定できるかなと思っています。僕は今着ているのは同じくユニクロのシングルブレストコートのグレー系のものですね。
これも内側に入れてあげるとグラデーション効果で結構バランスが良かったので、きれいめなコートとちょっとカジュアルのフリースというところで、キレイめとカジュアルのバランスを取りながら、ちょっと遊びをきかせてあげるのもいいかなと思うので、結構1枚フリースあると意外と使えるなという印象がありましたので、是非一皆さんもトライをしていただければなというふうに思っています」(大山シュンさん)
サイズ選びはいつもよりワンサイズ大きめで!
さまざまな着こなしが楽しめるファーフリースフルジップジャケットですが、サイズはジャストサイズではなく、ワンサイズ大きめがおすすめと語る大山さん。ワンサイズ上のものを選ぶことで、ゆったりした着こなしでトレンド感を出したり、重ね着を楽しんだりと、さまざまな使い方ができそうです。「このフリースのサイズ感なんですけれども、個人的には164cm53kgと小柄なのでSサイズがジャストサイズなんですが、ジャストサイズを選ぶよりもちょっと重ね着をする可能性もあるので、あえてワンサイズ上を選んだ方が色々と着こめるかなと思うんですね。
僕の場合、今は一番下にモックネックのTシャツを着て、その上にニットを着て重ね着をしているわけなんですが、そういった場合もワンサイズあげておくと結構安心だったりするので、サイズ感はジャストよりも少しゆるめに着てあげた方が、このフリース自体をアウターにしたときにも、タイトよりは少しゆったりめの方が今っぽいので、サイズ選びもぜひ参考にしていただければなというふうに思っています」(大山シュンさん)
部屋着としてもワンマイルウェアとしても活用できるフリースは、秋冬マストアイテムになりそうな予感!ぜひ店頭でその肌触りをチェックしてみてくださいね。
大山さんのYouTubeチャンネル「スタイリスト大山シュンのメンズ服講座」では、大人の男性に向けてメンズファッションの基本を分かりやすく解説した動画を日々更新中。毎日のコーディネートの参考に、ぜひチェックしてくださいね。
DATA
UNIQLO|ファーリーフリースフルジップジャケット(長袖)
価格:1,990円
カラー:01、03、08、09、17、18、32、35、37、56、59、64、67、69、76
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL、3XL、4XL
素材:ポリエステル100%(リサイクルポリエステル繊維30%使用)
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