ザ・ノース・フェイスのジャケット3種類を比較レビュー!目的を決めて選ぶのがコツ
アウトドア用だけでなくカジュアルファッションとしても人気のザ・ノース・フェイス、自分に合うのはどのアウターなのか、どのジャケットを買うべきか悩みますよね。アウトドアファッションに詳しいYouTuberのtakuzoooさんが紹介するのは「クラウドジャケット」「クライムライトジャケット」「マウンテンレインテックスジャケット」の3種類。それぞれの特徴や厚さ、どんな人におすすめなのかを教えていただきました。
※記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元されることがあります。
※以下は、 takuzoooさんの動画「【どれが良き?】3万円前後で買えるノースフェイスのマウンテンパーカ比較」を文字起こしして再編集しています。
■ザ・ノース・フェイスのジャケットパーカー3種類を徹底比較!
アウトドアファッションに詳しいYouTuber、元教員のtakuzoooさんが愛用するのは、ノースフェイスのジャケットパーカー。takuzoooさんいわく、「目的を結構明確にしてジャケット選んだ方がのちのち使える」とのこと。
「本日はですね、こちらノースフェイス3兄弟をご紹介していきたいなと思います。こちらにね、かかっている3着がありますよね。ブラック、ベージュ、カーキ。これが実は全部3万円前後ぐらいで買えるジャケットなんですよ。
ほうほう、3万円で買えるようなジャケット何がちゃうねんってなるじゃないですか。これ見ててもようわからんで、色が違うのはわかるけど他は何かこれフードついてるし、ここにもフード付いてるしこれはフードついてないな、ほなそれぐらいちゃうんかっていうのは分かるんですけど、他何がちゃうんかって、よく分からないですよね」(takuzoooさん)
たしかに、同じようにも見える3着。それぞれどんな違いがあるのでしょうか?早速見ていきましょう。
■ザ・ノース・フェイスのジャケットパーカーの用途の違い
それぞれ、作られている用途が異なるのが特徴のひとつ。1点ずつ解説していただきました。
クラウドジャケット
「まずですね、このクラウドジャケット。誰に向けて作られているのっていうと、比較的オールラウンダーに向けて作られてるんですね。やっぱりノースフェイスってもともと登山のブランドっていうかね、クライミングとかのグラウンドやったりすると思うので、もちろんそういった時でも着用できんこともないし、街中でも着れんことないんじゃないかなあっていうのがこの黒のジャケットです」(takuzoooさん)
クライムライト
「そして次に、ベージュのジャケット。正式名称はクライムライト。どんな方に向けて作られたのと言うと、もちろん街中でも着れるんですけど、作られた用途は何?というと山に向けて作られているという。登山とか、そっちに向けて作られている用途が大きいんですよーっていうのがベージュのジャケットです」(takuzoooさん)
マウンテンレインテックス
「このオリーブ色のジャケットはね、正式名称はマウンテンレインテックスと言います。これはね、雨用のジャケットとして作られているんですよね。だから実は結構雨に特化した作りがあったりして、フードを中にしまってるんだよ、なんていうことが他のジャケットと見て違う大きい部分やと思うんですけど、まあこういったちょっと雨に特化したジャケットです」(takuzoooさん)
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■ザ・ノース・フェイスのジャケットパーカー3種類の値段・価格の違い
オールラウンド、山、雨。見た目は似ていますが、かなり違うことが分かりますね。約30,000円で購入できる3種類のジャケット。気になる値段は?
「クラウドジャケットが3万円切るくらいで29,700円。クライムライトが3万円オーバー。これが一番高い、33,000円。そしてこのオリーブのマウンテンレインテックスが31,900円です」(takuzoooさん)
■すべて収納袋付き!持ち運びしやすいのは「クライムライト」
全てのジャケットには、小さめの収納袋が付いてくるんだそう。くるくると小さく折りたためば、バッグの中でも場所を取らず、持ち運びにも便利そうです。
「それぞれのジャケット全部そうなんですけど、こういった収納袋入れてくれるんですよ。くるくるくる~~と畳んでいくとね、なんとこの大きさまで小さくなるんですよ。持ち運びするなんかにはいいよね」(takuzoooさん)
ただ、全てのジャケットが持ち運びしやすいわけではないんだとか。持ち運びを考えるのであれば、登山用に作られている「クライムライト」がおすすめだといいます。
「スタッフサックが付いてるから言って、全部が持ち運びしやすいわけではないんですよね。このオールラウンドジャケットはね、比較オールラウンドやから、確かにくしゅくしゅとするとちっちゃくはなりますよね。で、クライムライトなんかが一番ちっちゃくなる。登山に向けて作られてるからね。生地も薄いからめちゃくちゃちっちゃなるんよと。
ただこっちのジャケット(マウンテンレインテックス)に関しては、雨用ジャケットやから、もちろんかばんの中に放り込んだりすることはできるんやけども、この3着の中で一番重たいんですよ。このベージュジャケットの倍ぐらいの重たさあるんかなってくらいの重さになってるんでね。持ち運ぶんも別にできんことはないけども、やっぱり持ち運びを常に考えてはるんやったら、もうこれ(クライムライト)に軍配があがるんですね。
対して、持ち運びなんか俺せーへんねんと、もうずっと着たら着っぱなしですねんという方なんかは、こっちの「マウンテンレインテックス」の方が、アウターでガシガシ使っちゃおうというようなジャケットなんですね」(takuzoooさん)
ザ・ノース・フェイスのジャケット丈夫なのはどれ?重さもチェック
3種類のジャケットで、さらに違いを感じるのが生地の厚さ=デニール。どれが一番薄く、どれが一番厚いのでしょうか?
「一番薄いのどれ?っていったら、このベージュなんですよ。ベージュがね、20デニールって言ってもうめちゃくちゃ薄い。パって羽織っても、なんか布切れ1枚羽織ってるのかなと思わせれられるぐらい結構薄いんですよ。
ほな次どれが分厚いの?というと次はこれなんですね。このブラックのクラウドジャケットは50なんですよ。20から50に2.5倍かな、分厚くなったんですけどこれ確かにハリコシがある。もう50までいったりしたら、ちゃんとなんかこうアウターと言いますかね。
これが一番分厚いんですけどこの「マウンテンレインテックス」はなんと70デニールあるんですよ。だから一番分厚いというか、一番ごっついのはどれって言うとやっぱりこの「マウンテンレインテックス」のほうがね、最初も言ったみたいに持ち運びする系のジャケットじゃないんだけどもアウターとしてガシガシ着るならこのジャケットになってくるんだなっていうのはイメージですよね」(takuzoooさん)
さらに、重さもチェック。やはり薄手のジャケットはその分軽量なようです。
「それでは重さも見ていきましょう。まずはブラックジャケットからですね……349g。そして次がこのベージュジャケット。多分一番軽いはずで……293g。次はこのオリーブジャケットですね。だいたい500ぐらい……493gっていうことで、一番やっぱりこれが重たいですね」(takuzoooさん)
ザ・ノース・フェイスのジャケットを実際に着用して比較!
3種類のジャケットを、takuzoooさんにそれぞれ着用していただきました。クライムライトはXLサイズ、クラウドジャケットとマウンテンレインテックスはLサイズを着ています。
「まずはこの黒ジャケットからいきましょう。今、半袖Tシャツにパッて羽織った感じですけど、本当に年中着られるような厚さですよね。秋口とか春先なんかやったらめちゃくちゃ重宝しそうな厚さになっているのがこのジャケットですわ」(takuzoooさん)
「そして次がこのベージュのクライムライトジャケットですね。これだけXLです。このタイプのジャケットはね、ものすごい着丈が短いんですよ。まあ全体的に全部この3万円台のジャケット短いんですけど、特にこのクライムライトが短い。ちょっと手あげるともうおへそでちゃうかなというような丈感になっています。でも、やっぱり生地が一番薄い20デニールの生地なんで、気候の変化がね、夏場でちょっと激しいなあなんていうときに使えるような薄さやと思います。
だから逆に言うとこのジャケットに関しては、あんまりインナーを着ることは考えんでいいかもしれないですね。多少は着るかもしれんけど、そんなめちゃくちゃフリース着て、中に中にパーカー着てロンT着てヒートテック着てみたいなことはたぶんないと思うんですけど、そんな感じの春夏秋使えるようなジャケットですね」(takuzoooさん)
takuzoooさんのお気に入りは、オリーブ色のジャケット「マウンテンレインテックス」。フードがしっかりしていて、「守られている感」があるところがポイントなんだとか。
「これが一番頑丈なジャケットやったと思うんですけど、これは僕個人的にはやっぱり一番好きなところ何?っていうと襟元なんですよね。フードを入ってくれているおかげで、結構しっかり守られてる感があるというかね。中もマイクロファイバーやからね、当たってて結構気持ちいいですよ。たとえば、バイクとか乗ってはる人とかどうなんかな。上にヘルメットとかフルフェイス被ると思うんですけど、フードやったらあの結構雨なんか濡れると思うんですけど、こういった感じで上までぎゅって言って閉めちゃえば、全く入ってこうへんようになると思います。ヘルメットもこのへんまであるし。
まあただこれもね、着丈短いですよね。これでLサイズなんですけど、XLもたぶんいけるやろなあという感じ。まあ全体的に着丈は短いなぁと思ってもらっていいと思います。なので、中にもっと着たい方やったらワンサイズ上げても全然いいと思いますね」(takuzoooさん)
ザ・ノース・フェイスのジャケット3種類それぞれのおすすめポイントまとめ
最後に、各ジャケットのおすすめポイントを総括していただきました。
「このオリーブのジャケットは、ほんまにもうガシガシ着たい人とか、「もう折りたたみとか持ち運びなんかせーへんからとにかくガシガシ着たいんですわ」っていう方はね、これもっとったら最悪もちろん折り畳みもできるから旅行のときに持っていこかーなんていうのもできたりするし、普段はもう折りたたんだりなんかせーへんねんけどーっていう使い方ももちろんできますよね。でも、逆にいうと夏とかは着ないです。夏はこれ暑いんでほんまに秋冬春ぐらいに着れるような生地感やと思ってもらっていいかなと思います」(takuzoooさん)
「次がこっちのクライムライトジャケットね。これが逆ですわ。冬は着いひんけど、夏とかの方が使えるかもしれないっていう。だから特に梅雨時期に着たり、ちょっと雨の時だけ着たいねんっていう方なんかはこれもね、折り畳みでコンパクトになるから荷物も少ないし、ちょっと通勤時に雨降ってきたーなんかいう時はもうカバンからくるくる出してぱって着たりできるので、そういったところの使い方ができると思います。もともと登山用として作られてるから、ポケットの位置とかもね、ちょっと高いんですよ。普段の日常で使うにはちょっと高いなぁというような感じなんですけど、これはもう名作ですよね。ノースフェイスの中でも名作」(takuzoooさん)
「このクラウドジャケットは、価格を抑えたオールラウンダー的な感じ。だから、「今の両方聞いたけども、いやどっちかそれでも迷うわ」って人はクラウドジャケットを持ってればどっちの痛い部分というか、どっちのデメリットも抑えてくれてるから、まぁなんとなく使えるんかなと思います。ただやっぱりね、目的を結構明確にしてジャケット選んだ方がのちのち使えるんですよね。なーんとなく買っちゃうと結局真冬も着られへんし真夏も着られへん、いつも着られへんっていうのはまあこのデメリットではあったりするんですけど、そのへんが特徴かなというふうに思います」(takuzoooさん)
それぞれにメリット・デメリットのある3種類のジャケット。使うシーンを想定しながら、自分に合ったものを選んでみてはいかがでしょうか。
takuzoooさんのYouTube「元教員のVlog」では、ファッションを中心に、VLOGや夫婦の様子、サーフィンなどの日常動画を更新中。ぜひ動画もチェックしてみてください!
DATA
THE NORTH FACE┃クラウドジャケット
カラー:ブラック、TNFネイビー、サルファースプリンググリーン、アガベグリーン、ライトエグズベランスオレンジ
サイズ:S、M、L、XL、XXL
価格:29,700円
素材:50DGORE-TEXPacliteECO(2.5層)(表側:ポリエステル100%、裏側:ePTFE)
重さ:約360g(Lサイズ)
DATA
THE NORTH FACE┃クライムライトジャケット
カラー:アビエイターネイビー、ヒーローブルー、ホライズンレッド、ブラック、ニュートープ、サミットゴールド、マラードブルー、フレアオレンジ
サイズ:S、M、L、XL、XXL
価格:33,000円
素材:20DGORE-TEXMicroGridBacker(3層)(表側:ナイロン100%、中間層:ePTFE、裏側:ナイロン100%)50DGORE-TEXPacliteECO(2.5層)(表側:ポリエステル100%、裏側:ePTFE)
重さ:約290g(Lサイズ)
DATA
THE NORTH FACE┃マウンテンレインテックスジャケット
カラー:ブラック、TNFブルー、ユーティリティブラウン、マッチャグリーン、バーントオーチャー
サイズ:S、M、L、XL、XXL
価格:31,900円
素材:GORE-TEX(3層)(表側:ナイロン100%、中間層:ePTFE、裏側:ナイロン100%)
重さ:約490g(Lサイズ)
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