希少な枇杷(びわ)蜜へのこだわりがハンパない!パティスリージュノーのマドレーヌ
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横浜市磯子区にある、町のケーキ屋さん「パティスリージュノー」では、希少な枇杷蜜(びわみつ)を使ったマドレーヌ「枇杷蜂蜜マドレーヌ」を販売しています。横浜ウォッチャーの田辺さんは「香りが高く、オンリーワンの風味」とおすすめしてくれました。季節ごとに絵柄が変わるアイシングクッキーもかわいらしくて人気だそうです。
イチオシスト:田辺 紫
All About 横浜 ガイドを務める。観光で訪れることが多い「横浜」。限られた時間の中で、横浜観光を楽しむためには、下調べが大切です。このサイトでは、私が「見て、聞いて、食べて」──実際に体験した横浜情報をお伝えします。横浜観光の参考にしてください。ブログ「横浜ウォッチャー」も執筆中。
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横浜のメイン観光地から少しはずれた、磯子区「JR洋光台」駅近くに、町のケーキ屋さん「パティスリージュノー」があります。こちらで、希少な「枇杷蜜(びわみつ)」を使ったマドレーヌに出会いました。香りが高く、オンリーワンの風味がイチオシのお菓子です。その魅力をご紹介します。
JR洋光台駅から徒歩約30秒!「パティスリージュノー」
知り合いに、「おいしいケーキ屋さんが洋光台にオープンしましたよ」と教えてもらったのが出会いのきっかけです。店長の上野昭一郎さんがパティシエをつとめるお店です。
横浜・関内にある馬車道十番館で、パティシエとしてのキャリアをスタートした上野さん。その後は小川軒、クイーンアリス、ブールミッシュを経て、ガトー・ド・ボワイヤージュで定年を迎え、2018年12月に自身の店をオープンされました。
洋光台周辺は、昭和40年代に開発されたニュータウンで、ファミリーからお年寄りまでが暮らす街です。幅広い年代の方に日々のおやつとして食べてもらえるよう、お手ごろな価格に設定されています。
枇杷蜜でなければ完成しなかった、こだわりのマドレーヌ
枇杷蜂蜜マドレーヌは、パティスリージュノーの定番商品。上野さんが長年あたためていたマドレーヌのレシピに合うハチミツを探していたところ、愛媛県で採れる「枇杷蜜」と出会ったそう。
枇杷の花の開花は11月~1月で、ハチの活動が弱まるこの時期にハチミツを採取するのは難しいとされています。枇杷蜜を採取する養蜂家は数名で、ハニー・オブ・ザ・イヤー2019で国産部門 優秀賞を受賞した希少な逸品。いろいろなハチミツでマドレーヌを試作したところ、この枇杷蜜でしか出せない風味が気に入り、商品化に至ったとのことです。
枇杷蜜そのものを試食させてもらったのですが、色は薄め、香りが強く、甘さと味わいが濃厚! しかし、その枇杷蜜を使ったマドレーヌは、焼き色は濃く、香りが優しく華やか、上品な甘さに変化しています。
上野さんのレシピでは、枇杷蜜を使用するほかにもいろいろなポイントがあるといいます。例えば、全卵ではなく卵黄だけ、小麦粉だけでなくアーモンドプードルも使用、アーモンドリキュール(アマレット)とラム酒、レモン果汁を少量ずつ加えるなど。
どれが欠けても、このマドレーヌの味にはならないそうです。しっとりとしていて、口のなかでさらりとほどける、オンリーワンの風味のマドレーヌです。
可愛らしくてどれにしようか悩む! アイシングクッキー
パティスリージュノーのもうひとつのおすすめは、アイシングクッキー。カワイイだけじゃなく、味もバツグンです。
クッキー部分がほどよくソフトで、上にかかるアイシングとの一体感がたまりません。季節ごとに変化するデザインもお楽しみ。
パティスリージュノーのアイシングクッキーは、テレビ番組『アイカツプラネット!』(テレビ東京あにてれ)第11話にも登場したこともあり、近所の子どもたちが「どれにしようかな」と楽しそうに選ぶそうですよ。
もちろん、焼菓子だけでなく、ケーキも季節感いっぱい! 特にショートケーキの生地は、ふわふわで幸せな気持ちになります。主要駅である「横浜駅」からはJR京浜東北・根岸線1本で行けるので、気になったら一度立ち寄ってみてくださいね。
DATA
パティスリージュノー┃枇杷蜂蜜マドレーヌ、アイシングクッキー
住所:神奈川県横浜市磯子区洋光台 4-1-1-108 UR中央団地 108
電話:045-355-0738
定休日:水曜
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