【年代別】マナーのプロが教える喪服の選び方!50代まで使えるデザインがおすすめ
喪服は10年以上前に買ったまま……という方、実は年齢ごとにデザインや素材の注意点があるのをご存知ですか? 冠婚葬祭マナーに詳しい中山さんに伺うと、「世代ごとに見直しておきたいデザインや素材がある」とのこと。そこで今回は、喪服を選ぶ際の注意点や、年代別にあったデザインの喪服をご紹介します。
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50代になっても使える喪服
突然の訃報を聞いても慌てないように、普段から喪服を用意しておくのが大人のマナー。でも、10年以上前に買ったまま……と言う場合、ちょっと見直してみてもいいかもしれません。
実は、世代ごとに見直しておきたいデザインや素材があります。
今回は、喪服を選ぶ際の注意点や、年代別にあったデザインの喪服をご紹介します。
年代問わず注意! 喪服にふさわしくないデザインや素材
そもそも喪服を選ぶ際に避けたいデザインや素材もあります。
まずは肌の露出に注意。スカート丈があまり短いものやスリット入り、胸元が大きく開いたもの、ノースリーブなどはNG。
また、ボディラインを強調するデザイン、フリルやレース、プリーツを多用しているもの、レースなどの透ける素材もふさわしくありません。自分ではOKだと思っていても、実は避けるべき喪服は意外とあるもの。失敗しないように覚えておきましょう。
50代女性なら漆黒ジャケットとセパレート風のワンピース
年代問わず長く愛用できる、シンプルなブラックフォーマル
喪服は、私と同じ50代くらいまでずっと重宝できるものがイチオシ。
女性としての経験が増えるミセス層の50代ともなると、自分の両親や高齢の親戚を見送ることが多くなります。葬儀に参列する回数も増えれば、喪服の出番も増えてくるので、値が張っても上質な生地のものを選びましょう。
ポイントは色。
深く濃い「漆黒」を選ぶことが重要です。グレーがかった黒は、避けるのが吉。同じ黒でもさまざまな濃淡があることを覚えておいてください。デザイン面では、スカート丈はひざ下より長め、襟元の開きがより小さいものが基本になります。
DATA
ベルメゾン┃ブラックフォーマルペプラムジャケット&前開きファスナーワンピース
カラー:ブラック
サイズ:7AR~17AR
素材:ポリエステル100%
20代の女性ならフレアスカートのアンサンブル
ノーカラージャケットをサッと羽織ったような、上品なアンサンブル風デザイン
喪服を着る機会が少しずつ増えていくこの年代は、はじめて喪服を購入するという方も多いでしょう。迷ってしまったら、私イチオシのフレアスカートを選ぶべし!
タイトよりも断然フレアの方が動きやすいんです。また、ワンポイントにリボンがついたものもおすすめ。着脱できるタイプのリボンだとより便利ですよ。
DATA
ベルメゾン┃アンサンブル風ワンピース
カラー:ブラック
サイズ:9AR~27ABR
素材:ポリエステル100%
30代の女性ならワンピースアンサンブル
ノーカラージャケットとワンピースがセットになったフォーマルアンサンブルスーツ
加齢に伴い、少しずつ体形が変化していくこの年代。そして30代後半になると喪服を着る機会も増えてきます。私のイチオシはワンピースタイプのアンサンブル。
落ち着いた印象を出すことで、20代にはない大人の雰囲気が醸し出されます。DATA
ベルメゾン┃ノーカラーブラックフォーマルアンサンブルスーツ
カラー:ブラック
サイズ:7AR~17AR
素材:ポリエステル100%
40代の女性ならゆったりめのアンサンブルスーツ
大人の女性なら1着は持っていたいアンサンブルスーツ
40代は体形の変化も落ち着き、喪服の買い替えも考える時期。今後長く着られるように上質なものを選ぶことが求められます。
体に沿ったデザインよりも、ラインを強調しないアンサンブルタイプがおすすめです。DATA
ベルメゾン┃ブラックフォーマルショールカラーアンサンブルスーツ
カラー:ブラック
サイズ:7AR~17AR
素材:ポリエステル100%
女性の身体は、一生のうちに何度か変化を繰り返すもの。喪服もその年代の身体に合わせて選んでいくべきだと私は思っています。これらを参考に、自分に合った喪服を探してみてくださいね。
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