速記のプロから高評価!書きやすいシャープペン「プレスマン」
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手書きの文字を書く機会は減る一方。だからこそ、なめらかな書き心地の筆記具に出合うと、自分の手で文字を書く楽しさを再認識するというもの。そこでカラーコーディネーターの松本さんが紹介してくれたのが、速記のプロ向けに開発されたプラチナ万年筆の「プレスマン」。昭和レトロなカラーリングもどこか懐かしく、新鮮な気持ちで書くという行為に一役買っているんだそう。
イチオシスト:松本 英恵
パーソナルカラー、色彩心理、カラートレンド(流行色)などをふまえたカラーコーディネートの提案、カラーマーケティングやカラー監修などを行っています。似合う色、売れる色をテーマにしたコラムや講演もご好評いただいています。著書に『人を動かす「色」の科学』(サイエンス・アイ新書)などがあります。
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速記用シャープペンとして開発された、プラチナ万年筆の「プレスマン」。ブラックは旧モデル、イエローは新モデル。リニューアルの際に、ロゴのデザインが刷新された
速記のプロのために開発されたシャープペン「プレスマン」をご存知でしょうか? 速記のプロは少なくなりましたが、プロのクオリティを求める一般の人々の間で、その実力が高く評価されています。発売当初はブラック軸のみでしたが、リニューアルの際に昭和レトロなカラーリングの新色が加わりました。私もなめらかな書き心地に惹かれ、長く愛用しています。
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速記のプロが求めた書き心地
プレスマンとA6リングメモは、全長148mm。リングの部分に通すといい塩梅に収まる
プラチナ万年筆の「プレスマン」は、1978年、日本唯一の速記用シャープペンとして発売されました。速記のプロたちは、長時間に渡って非常に多くの文字を素早く書くため、芯が折れないように、芯を使い切ってしまわないようにという配慮から、プレスマンの芯の太さは0.9mm、芯の長さ100mmとなっています。
また、筆記の際に、一定以上の力が加わると芯がスライドするセーフティスライド機構が搭載されているので、書き心地はとても滑らかです。当時は鉛筆が主流でしたので、プレスマンに持ち替えた際に、違和感を感じないように重量にまで配慮が行き届いています。
昭和レトロなカラーリング
パソコンや音声認識システムなど、テクノロジーの発展によって、プロの速記者は少なくなりましたが、プロの書き味と機能を味わえるシャープペンとして、プレスマンは一般の人々の間でも知られるようになってきました。プロが求める性能を高める一方で、通常の筆記においても使いやすいように、2度のリニューアルが行われています。最初のリニューアルは2015年。筆圧の低い方から高い方までサポートするために、先端セーフティースライド機構のクッション圧を高めにして、意図しない芯スライドを防止しました。また、芯を出す時のノック音を大幅に低減。さらに、力の弱いユーザーもスムーズにノックできるように、ノック圧を軽くし、スピーディで軽快な芯出しを実現しました。プレスマン本体の外観はそのままですが、ロゴマークが変更されています。
2016年のリニューアルで加わった新色「#68 イエロー」
2度目のリニューアルは2016年。ブラック軸のみだったプレスマンに、#3 ホワイト、#11 レッド、#41 グリーン、#56 ブルー、 #68 イエローという5つの新色が加わりました。
原色に近いハッキリとしたプラスティックのようなカジュアルなカラーリングは、プレスマンが発売された1970年代の生活用品や家電製品によく見られます。昭和レトロな色はどこか懐かしく、新鮮な気持ちで書くという行為を楽しんでいます。
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DATA
プラチナ万年筆┃プレスマン MPS-200
カラー:#1ブラック、#3 ホワイト、#11 レッド、#41 グリーン、#56 ブルー #68 イエロー
サイズ:全長148mm× 最大径9mm 重量8.1g
芯:2B 100mm 芯
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