贈り物にも!お取り寄せできる老舗の鹿児島ラーメン「こむらさき」
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豚骨スープのラーメンといえば、博多や熊本などの「九州ラーメン」が首都圏でも人気。ですが、鹿児島ラーメンを食べたことがある人は少ないのでは? 鹿児島に住んでいたことのある喜入さんがおすすめする鹿児島の老舗「こむらさき」は豚ベースながらヘルシーでクセになる味なんだそう!
イチオシスト:喜入 時生
美術大学卒業後、建築設計事務所での設計業務を行っていました。 その後は出版社で編集業務。そして2000年以降は、各種媒体でライター/編集業を営んでいます。
リフォーム・外壁塗装のお役立ちウェブマガジンMINDOL監修。All About インテリア・建築デザイン ガイドを務める。
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創業は1950年(昭和25年)。老舗の鹿児島ラーメン店「こむらさき」
豚骨スープのラーメンは、こってりした味でパンチが効いていて人気です。 関東の醤油ベースの中華そば系とは、一味も二味も違った魅力がありますよね。
なかでも博多や熊本などの豚骨スープの、いわゆる「九州ラーメン」は首都圏でもチェーン展開をする店もあるので、なじみのある人も多いのでは?
博多ラーメンなどにくらべると同じ九州でも鹿児島のラーメンは、歴史が長いわりにいまひとつ知名度が低いように思います。でもトラディショナルなスタイルの鹿児島ラーメンは独特でとても美味なのです。
私は九州生まれで子ども時代に鹿児島に住んでいたことがあるので、ときどき鹿児島ラーメンが無性に食べたくなります。でも、首都圏にはほとんど鹿児島ラーメンはありません。
そこで、お店の味をそのまま再現しているパックをお取り寄せできる、老舗「こむらさき」のラーメンをイチオシします。
レトルトのスープや具材で調理もカンタン
写真はお取り寄せした3食入りの「こむらさき生ラーメン」。中身は、麺、千切りされたキャベツ、小口切りの小ネギ、そしてスープが入ったレトルトパウチです。
調理はとてもカンタン! お湯にレトルトパウチを入れて10~15分中火で加熱。このパウチの中にスープと黒豚チャーシューなどの具材もあらかじめ入っていて便利。
麺は中火で2~3分茹でます。私はかためが好みなので2分茹でます。そして丼に麺を入れ、湯で麺の上からパウチのスープをかけて完成! 好みでキャベツの湯通し(生でも可)や付属の小ネギをトッピングして完成です。
意外にヘルシー? 老舗・鹿児島ラーメンの魅力
こむらさきのスープは豚骨、豚足、豚カルビなどの豚をベースに、丸鳥や鳥ガラで作られています。さらに椎茸、昆布のダシも効いているので、豚骨ラーメン特有の油っぽい食後感はなく、やさしい味です。
九州の久留米ラーメンや、いわゆる横浜家系ラーメンなど、ガッツリとした豚骨味を期待する人には少し物足りないかも……。でも、これが、こむらさきラーメン。鹿児島ラーメンらしい、クセになる味なのです。
麺には「かんすい」が入っていない
麺はラーメンとしては中くらいの太さのストレート。そして麺に「かんすい」が入っていないのが特徴です。かんすいは、ほとんどの中華麺に入っている、麺にコシを出したり風味を出す添加剤です。この、かんすいのジャンクさもラーメンの魅力のひとつだと私は思っています。いっぽうでこむらさきラーメンの麺は、無かんすいなので、はじめて食する人は戸惑うかもしれませが、このサッパリとした麺がスープに合っているのです。実際、パッケージの成分の表記にも
「麺:小麦粉・食塩」としか書かれていません。
台湾人の初代のこむらさき店長は「ラーメンは炭水化物の採りすぎになるから、キャベツたくさん入れて野菜で栄養のバランスをとる。かんすいや防腐剤を使わない」という、当時としては珍しい考え方の人だったようで、70年近く前からすでにナチュラル志向だったんですね。
鹿児島在住の友人に訊いてみると、鹿児島ラーメンもインパクトを求めて、刺激の強い背脂を使ったものや、辛いスープのものなどさまざまなバリエーションの店が増えているそう。でも時代が変わっても創業当時のまま滋味深い風味の、こむらさき。
鹿児島出身の人もそうでない人も、良い意味で変化していない味をお取り寄せして、温故知新の感覚で楽しんでください。
DATA
こむらさき┃こむらさき生ラーメン(3食)
内容量:スープ360g、麺100g、ネギ5g、キャベツ 90g(1食あたり)
賞味期限:冷蔵で8日間
保存方法:冷蔵庫10℃以下で保存
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