海外にも日本の風流を運ぶ伝統工芸の風鈴
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ブラジル・アメリカガイドの東リカさん。ポートランドに在住している現在も、たびたび帰国しては日本のお土産を購入し、海外生活に取り入れているようです。今回は、ご自宅のポーチにもなじんでいるという伝統工芸品の風鈴をイチオシしてくれました。
イチオシスト:東 リカ
2014年末、7年間暮らしたサンパウロからポートランドへ移住。日本メディアにブラジル&米国ノースウェストの情報を発信中。得意分野は取材、旅行、グルメ、お酒、アート、サブカルチャーなど。All About ブラジル・アメリカ ガイド
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「津田水引折型」店内に飾られていた朝顔の水引細工
私の実家でもあるので、今回の帰省中にこちらの風鈴を購入して来たのですが、ポートランドのわが家のポーチにも違和感なく収まり、涼やかな音を奏でています。
加賀百万石で生まれた伝統工芸
雅な華やかさを持つ「加賀水引」は、大正4年(1915年)ごろに私の故郷、加賀(石川県南部)の金沢市で生まれた伝統工芸。結納や祝儀袋に使われていた水引は、それまでほぼ平面的な形でしたが、「加賀水引 津田水引折型」創始者の津田左右吉氏が立体的な結び方(水引細工)を考案したそうです。加賀水引が誕生してから100年以上たった現在、「加賀水引 津田水引折型」では、4代目と5代目が伝統を守りながらも「なじみ親しむ水引折型」としてアクセサリーやインテリア小物など現代の生活に合う新しい水引細工を提案しています。
手作りならではの自分だけの組み合わせ
店内に並んでいた加賀水引風鈴
ひとつひとつ手作りされている水引細工
ゴールドと白の水引細工
その場で短冊に文字を書いてくれる
風鈴と短冊の色、書く言葉を選んだ自分だけのオリジナル
西洋の現代生活にもなじむ加賀水引風鈴
ポートランドのわが家のポーチに下がる加賀水引の風鈴
澄んだ音を奏でるわが家の加賀水引風鈴
DATA
加賀水引 津田水引折型
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