出しっぱなしでも美しい! ホコリが立ちにくい「中津箒」でお掃除
更新日:
忙しく働いている人のなかには、「朝は時間がないから、家の掃除は夜にしたい」という人も少なくないのでは。ただ、掃除機だと騒音が気になりますよね。そこで「シンプルな暮らし」を実現する金子さんがおすすめしてくれたのが「中津箒」。ビジュアルが美しく、出しっぱなしでも違和感がないんだとか。
イチオシスト:金子 由紀子
子供の頃より「シンプル」「ミニマム」に関心を抱く。学生時代より10年間の一人暮らし賃貸住まい時代に、少ないモノで楽しく暮らすノウハウを模索。出版社にて書籍編集に携わったのちフリーランスに。結婚後二児を得て、新たなシンプルライフの構築にいそしむ日々。著書は「毎日をちょっぴりていねいに暮らす43のヒント(すばる舎)」など。
※記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元されることがあります。
最近掃除に使っているのが、この中津箒です。よく覗くうつわのお店に陳列されていたもので、その美しさにひかれて使い始めました。このところ夜遅くに掃除をする機会が増えたのですが、翌朝にゆとりができて、これはなかなかいい習慣です。
我が家は集合住宅なので、夜遅くに掃除をするとき、音のない箒はまことに好都合。パワフルな掃除機だと、掃除中は話しかけられても聞こえず、いちいちスイッチを切って「えー!? 何!?」と聞き返していたものですが、箒の掃除はおしゃべりしたり、テレビやラジオの音を聴きながらできるのもいいところ。なかでも私のイチオシなのが、「中津箒」なんです。
フローリングにも、壁、天井にも
日本の職人さんが「ホウキモロコシ」から手作りで作っているこの箒、コシが強くてホコリが立ちにくいのが魅力です。掃除機では行き届かない狭い場所や、巾木(はばき)の上などもこれ一本でキレイになるため、ストレスが溜まりません。
壁や天井に気になるホコリを見つけたときも、穂先をタオルでくるみ、サッとひと撫で。小柄な私にも届きます。柄が長いため、掃いていて腰が痛くなることもありません。
ホームセンターなどで売られている座箒は、穂先が広がっているものが多いので、屋外に掃き出せるならいいのですが、ホコリを一か所にまとめるのは一苦労。この箒は細やかな作業も得意です。掃き集めたホコリは、ちりとりではなくティッシュや新聞紙でくるんで捨て、その跡はアルコールをスプレーして拭いておくだけ。
思い立ったらすぐ掃けて、出しっぱなしでも美しい
また掃除機は、使い終わった後、収納場所に戻すのが面倒です。収納の形によっては、ホースを取り外して分解しなければなりません。しかし、この箒なら、軽いので、目立たない壁に画鋲一本で掛けておくことができます。汚れても、お手入れはぬるま湯で簡単、故障もないし、電気代も維持費もかからない。何より、ビジュアルがこれだけ美しいと、壁に掛けておいても違和感がありません。
子どもが小さいときは、ホコリや砂で床の上があっという間にザラザラになってしまっていたものですが、高校生と大学生に育った今、家にいる時間も少なくなり、そこまで汚れることもなくなりました。そのため、しっかり吸い込む掃除機よりも、思い立ったときにサッと掃除ができる箒は、今の生活に合っています。同じような思いを抱えているお母さんに、ぜひ試していただきたい一品です。
DATA
まちづくり山上|中津箒
原料:ホウキモロコシ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。