周囲に迷惑をかけずに背負えるなら、バックパックを使いたい
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大人がバックパックを日常的に利用するというのは、意外と勇気がいること。だが、トライオンの「SA226」を見て、これなら背負えると思ったのだ。
イチオシスト:納富 廉邦
「おとなのOFF」「日経トレンディ」「グッとくる文房具」「GetNavi」「夕刊フジ」などの雑誌をはじめ、書籍、ネットなど、さまざまな媒体で、文具などのグッズ選びや、いまおすすめのモノについて執筆。グッズの使いこなしや新しい視点でのモノの遊び方、選び方をお伝えします。
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大人が、バックパックを日常的に利用するというのは、意外に勇気がいる事で、それは多分、大きく背中から張り出した、自分の知覚が及ばない部分を世間に晒して歩くという事への抵抗なのだと思う。だから、トライオンの「SA226」を見て、これなら背負えると思ったのだ。
このカバンの最大の特長は、そのマチの薄さ。本来、沢山の荷物を楽に運ぶために作られたバックパックは、その容量が重要で、薄マチである意味がなかった。しかし、現在、ビジネスバッグとしてバックパックを使うようになると、容量だけが問題ではなくなったのだ。スタイリッシュに背負えるバックパックという、本来の意味から離れた、しかし、使ってみるととても快適なカバンが誕生したのは、私にとってはとても喜ばしい本末転倒なのだ。
実際、それほど容量が入らないと言っても、A4ファイルが楽に入るサイズで、マチ幅も5cmあるのだから、例えば、iPad Pro、デジカメ、折り畳み傘、手帳、ノート、ペンケース、資料のA4ファイル程度は何の問題もなく収まる。そして、この程度の荷物でも、手で持つよりも背負う方が遥かに楽なのだ。マチが薄いと電車でも邪魔にならないし、歩きながらのモノの出し入れも簡単。それが上質な革製でカッコいいのだから、今のところ死角無しの普段使いカバンなのだ。
2018年秋、新作登場!
そして、同じコンセプトの新作「SA229」が登場した。マチの薄さはそのままに、スクエアなシルエットでカバンの上から下まで同じマチ幅だから、折り畳み傘のような長いものを入れた時にも型崩れしないのが魅力。開口部も大きく開くからモノの出し入れもよりスムーズ。カジュアルな「SA226」と、もう少しシュッとした感じの「SA229」。TPOに合わせて使い分けたいものだから、つい両方買ってしまう筆者なのだった。提供:トライオン株式会社
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