イケメン宿主と星付きシェフの饗宴「酒の宿 玉城屋」
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イケメンオーナーとミシュラン二つ星のフレンチシェフのコラボが楽しめる宿として今注目しているのが、新潟県にある「酒の宿 玉城屋」。大の日本酒好きであるガイドも感動した、フレンチと日本酒とのペアリングが楽しめる宿の魅力をお伝えします。
イチオシスト:山田 祐子
ホテルチェーンで従事した後、観光業界専門の人材紹介会社でキャリアコンサルティングを行う。現在は観光コンサルティング会社を経営し、全国の地域や宿の支援、取材調査を行っている。宇都宮共和大学シティライフ学部ホテル・観光コース 非常勤講師。東京YMCA国際ホテル専門学校ホテル旅館経営学科 講師。
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日本酒好きなら行かないと損! イケメンオーナーも話題の宿
私は日本酒のソムリエと呼ばれる「利き酒師」の資格をとってしまったほど日本酒が大好きで、旅館でお酒をいただくことが何よりの楽しみ。そんな日本酒好きの私が「ここはぜひ行ってほしい!」とイチオシする旅館は、新潟県十日町市松之山温泉にある「酒の宿 玉城屋(たまきや)」です。
地酒を出す旅館は多くありますが、玉城屋では「えっ?こんな山の温泉旅館で!?」と思わず目を疑いたくなるようなフレンチの一皿一皿と日本酒のマリアージュを楽しむことができるのです。
とっておきの日本酒をセレクトしてくれるのは、4代目の主人である山岸裕一さん。ソムリエ、酒匠(利き酒師の上位資格)であり、都内の日本料理店で修業をした経歴を持つ酒も料理も分かる実力者。しかもイケメン! ソフトな語り口で丁寧に解説してくれるので、日本酒好きの私も大満足です。
料理も一流。ミシュラン二つ星レストランで経験を重ねた栗山シェフが担当します。私のお気に入りは「雪下人参のムース 湯治鶏 コンソメのジュレ」。雪の下で貯蔵され甘さを増した人参が滑らかなムースになり、温泉で茹でられた地鶏が旨みあるコンソメになる。まさに雪国の温泉場を一皿の上に表しているようです。
「日本三大薬湯」の源泉かけ流しも堪能!
玉城屋があるのは豪雪地帯で知られる新潟県の松之山温泉。草津温泉、有馬温泉と並ぶ日本三大薬湯と呼ばれており、もちろん玉城屋でも薬効高い湯を源泉掛け流しで楽しむことができます。
宿の外観はいたって普通。新築でも豪華絢爛でもありませんが、ロビーに入ると木の温もりが感じられ、洗練された雰囲気。部屋に戻ってもお酒を楽しめるよう、猪口やワイングラスが用意されています。もう一風呂浴びて寝酒にゆっくり続きを楽しむのもいいですよ。
お酒を押し出した宿は数多くありますが、お酒、料理、イケメンの3拍子が揃うのはここだけではないでしょうか。日本酒だけはなくワインもあります。お酒好きの方はもちろん、一流の料理とお酒とのペアリングを楽しみたい方は、ぜひ一度訪れてみてください。
DATA
酒の宿 玉城屋(たまきや)
住所:新潟県十日町市松之山湯本13
TEL:025-596-2057
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