【竹ざる】ロングセラーに納得!見直したい万能器具
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昔ながらの道具には良いところがたくさん。使ってみれば必ず納得する調理道具の1つです。使い勝手だけではなく料理も美味しくなるのですから、使わないともったいない!
イチオシスト:江口 恵子
インテリア&フードスタイリスト。雑誌、広告、Web等でインテリアから料理まで、暮らしまわりのスタイリングと提案を行う。カフェオーナーや料理講師としての顔も持ち、幅広く活躍中。natural-food cooking代表。「完全予約制のカフェ・レストラン」「少人数制の料理教室」「手作りにこだわったケータリングサービス」を3本柱にして活動中。
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実は調理器具としても万能な「竹ざる」
調理器具の「ざる」というと、ステンレス製か樹脂製のものをお使いの方がほとんではないでしょうか?そこにぜひ追加してもらいたいのが、「竹製の盆ざる」です。
「竹製のざる」というと、そばやうどんを盛るものでは? と思いますよね。もちろん、そうした使い方もしますが、それだけでなく、竹ざるは調理器具としても万能なのです。
そう言うと、今度は「梅干しを干すとか?」と聞かれます。
はい、私は梅干しを干すのにも使ってますし、野菜を干してセミドライの干し野菜を作ったりもしています。半日ほど日にあてて、余分な水分がなくなった野菜をさっと炒めたり、かき揚げにすると甘味が増して美味しいですよ。
でも、野菜干しは、毎日はやりませんよね。
毎日活躍するのは、蒸し野菜を冷ます時
私が毎日盆ざるを使うシーンは、茹でた(蒸した)野菜の水を切って冷ます時です。私は、野菜はいつもナベに少量の水を沸かし、上から塩少々を振ってフタをする「蒸し煮」にします。そうすることで、野菜の甘味やうま味がぐんと引き出され、野菜料理がとても美味しくなるのです。
そのとき、蒸し終わった野菜を水に取ったりせず、盆ざるにざっとあけて、平らに広げることで急冷できるのです。この方法だと、水っぽくならず、野菜本来の美味しさが残ります。
盆ざるの他の使い方としては、切った野菜を並べてバット代わりに使ったり、揚げ物をする時にキッチンペーパーを敷いて油きりもできます。
カビや汚れを心配されるかもしれませんが、竹は本来殺菌作用が強い素材なので、使った後にお湯とスポンジで汚れをしっかり洗い流し、乾いたふきんで拭いたら、風通しの良い場所に立ててしっかり乾燥させれば大丈夫です。
私は自宅でも仕事場であるキッチンスタジオでも何枚も使っていますが、カビがついたことはありません。
そして、なにより丈夫で長持ち……。一番古いものはかれこれ10年ほど使っています。
フチの部分が切れて外れてきたらそろそろ変え時の目安です。天然素材なので、ゴミとして出すときも心苦しくなく、可燃ゴミとして出せるのも嬉しいところです。
サイズは多数ありますが、日常的に使いやすいサイズは、21センチ、24センチ。4人以上の家族だと、30センチをプラスしても良いかと思います。
DATA
竹製盆ざる
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