臭くならない!口紅・リップを折らずに長持ち、上手に使う保管方法
更新日:
口紅が折れちゃったり、臭くなってきたり……なんて経験はありませんか?実は、口紅はとても繊細なアイテム。そして、デリケートな部位である唇に使うものだから正しく使って保管したいもの。口紅の正しい使い方から正しい保管方法までを解説します!
イチオシスト:小林 未佳
化粧品・美容に関するライター兼アナリスト。関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーの研究職に就き、製品開発を行う。その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。研究者、マーケッター、消費者と多角的な視線で美容を分析し、女性の美をバックアップする情報を発信します。All About コスメ・化粧品 ガイド。
※記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元されることがあります。
ポーチに入れっぱなしはNG!口紅を折らずに使うコツ
スティックタイプの口紅は、持ち運びや使用中に折れないような硬さと、唇の上でなめらかに伸び広がるような柔らかさを両立するため、とても繊細に作られています。そのため、強い力が加わると折れてしまうことがあります。普通に使っている限り、折れることはほとんどないと思いますが、持ち歩き用のポーチに入れっぱなしで日常的に振動や衝撃を受けていると折れやすくなってしまいます。避けるためにも化粧ポーチに入れる口紅は、何本かをローテーションして入れ替えることをおすすめします。その日の洋服やアイメイクに合わせてチョイスすれば、コーディネートもグッと決まりますね。
スティックタイプの口紅を使うときは、0.5cmくらい繰り出して、唇の上を優しくすべらせるように塗りましょう。繰り出しすぎや力をこめて塗るのはNGです。 繰り出した部分が元に戻らなかったり、繰り出せなくなってしまった場合は、容器の中で折れてしまっていると考えられます。その場合は、リップブラシを用いれば、問題なく使うことができます。
稀に、口紅の表面に汗をかいたかのような水滴がつくことがあります。これは、温度や湿度などの影響により、口紅に配合されている油分が表面に出てきてしまう現象です。基本的に品質や仕上がりには問題がないことが多いのですが、気になる場合は、手に一度塗布して、変なニオイがしないか、また変色していないかを確認してから使いましょう。出てしまった油滴は自然にほぼ元通りに戻るのですが、水滴の跡のようなものが残ることがあります。これも品質や仕上がりには影響ありません。
なぜリキッドタイプの口紅やグロスは臭くなってしまうの?
ニオイの原因は唇についていた食べ物のカスや汚れです。これらがチップやブラシを介して、容器に入ってしまい、雑菌が繁殖することで臭くなってしまいます。特に、チップやブラシが容器に直に入っているタイプのものに起こりやすくなります。ニオイの発生を防ぐために、塗る前に唇の汚れをティッシュなどで拭き、清潔にしましょう。また、塗布した後のチップやブラシはティッシュで拭いてから容器にしまいましょう。
いったんニオイが出てしまったものは、残念ですが使用は中止しましょう。唇は粘膜で、とてもデリケートな部位。雑菌が繁殖したものを使い続けると唇の荒れなどの原因となってしまいます。一度臭くなってしまったものが元に戻ることはないので、潔く捨てることをおすすめします。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。 実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。 また、全ての方への有効性を保証するものではありません。