傷みやすい時期の弁当に生姜がおすすめ! 活用術紹介
ムンムンと体の中が蒸されるかのような熱気。暑い季節の弁当は、気遣ってあげないとすぐ傷んでしまいます。そこで料理家の江戸野さんが教えてくれたのは、生姜を取り入れる方法。主食・主菜・副菜と、何にでも取り入れやすい生姜の活用術を詳しく教えてもらいました!
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夏の弁当は傷みとの戦いだ!
夏の弁当は特に傷みやすいもの。それもこれも食べ物に付着したブドウ球菌などの常在菌が、温かくて湿気の多い環境の元活発に活動をするからです。常在菌は日頃から私たちの皮膚などに付着しているので、夏の弁当は以下の3点を意識することが大事です。
- 菌を付けない
- 菌を増やさない
- 減菌除菌
- 弁当箱の消毒を徹底する
- 水分の多いおかずは菌の繁殖を増やしがちなので避ける
- 味付けを濃いめにして傷みにくくする
- おかずは加熱して菌を減らしてから冷まして弁当に詰める
「生姜」を取り入れてみよう!
おかず自身を傷みにくいものにするのも、ひとつのアイディアです。
一般的には汁気は少なめに、味つけをしっかりすることで時間が経っても傷みにくくなるものです。
生姜を取り入れたメニュー例
まずは主食。
生姜を醤油と砂糖で煮詰めた佃煮なんていかがでしょうか。ごはんがモリモリと進む一品です。ご飯に混ぜこんであげても、上に乗せても◎。炊き立てのご飯を冷まして弁当に詰めれば完璧です。
▼レシピ
生姜の佃煮(まいにちの野菜・フルーツレシピ)
次に主菜ですが、生姜焼き、肉巻き、竜田揚げ、唐揚げなどがいいでしょう。生姜焼きには生姜が欠かせないので説明は省くとして、肉巻きの味付けや揚げ物の下味に生姜を足すだけでも◎。
生姜焼き(毎日のお助けレシピ)
ごぼうの牛肉巻き(毎日のお助けレシピ)
鶏のから揚げ(シンプル和食レシピ)
さんまの竜田揚げ(簡単一汁三菜レシピ)
最後に彩りも意識したい副菜ですが、きんぴら、ガリ、ピクルスなどがおすすめです。酢を多用しており、味がしっかりしているものが傷みにくいおかずであることがポイント。千切りにしたり、すりおろしたりした生姜を潜ませて、より傷みづらい弁当を実現しましょう。
きのこの五目きんぴら(シンプル和食レシピ)
新生姜の甘酢漬け(まいにちの野菜・フルーツレシピ)
ピクルス(まいにちの野菜・フルーツレシピ)
弁当箱に詰めるときの諸注意
こうした用意した素材は、加熱したあとに冷ましてから詰めましょう。前日に仕込んで冷蔵庫で保存したものを持参することもあると思いますが、冷やした弁当は常温に置くことで水滴が発生しやすいので、持ち歩くときに保冷剤を完備させるようにしましょう。
味付けに生姜をプラス。きんぴらだとあまり味も目立ちません
生姜は生のものでも、すりおろしチューブでもどちらでも◎。使い勝手のいいものを、上手に取り入れて、負担なく弁当作りに活用していただけたらと思います。その他にも梅干しやわさびも殺菌作用が期待できるので、こちらも上手に取り入れてみてもいいでしょう。
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