中学生・高校生にスマホを持たせる時のルールとテンプレートを紹介
便利であると同時に依存性の高いスマホ。元小学校教員の高橋さんいわく、子供に最初にスマホを持たせるときに親子で一緒にルールをつくることがおすすめなんだとか。事前にルールを決めておけば、いざというときに安心ですし、トラブルが起こるまえに防ぐこともできます。具体的なルールのテンプレートとともに、ルール作りのポイントと決め方を紹介してもらいました。
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具体的なスマホルールの決め方
スマホ利用には初めのルール作りがポイント
スマホは魅力的で多機能な端末です。
勉強や娯楽のために便利に活用できますが、同時に依存性が高く、インターネットに接続することで個人情報が流出する危険もあります。
子どもに自由に使わせた後に制限しても聞いてはもらえません。
なので、「利用し始める前の段階」でしっかり約束やルールを作って見守りましょう。
今回は、ルール作りのコツについてご紹介します。
なぜ、スマホを持つ前のルールづくりが必要か
スマホを持つ以前に明確なルールを作っておかないと、親子間のケンカのきっかけになりかねません。例えば、スマホを持ったあとになってからルールを決めようとすると「最初はそんなこと言ってなかったのに」「コレはだめなんて聞いてない」と納得してもらえない可能性もあります。事前にルールを決めておけば、スマホによるトラブルも未然に防ぐことができます。
スマホルールで決めておくべきこと
利用の際には、
・使っていい時間の長さ
・時間帯
・場所
・コンテンツの種類
禁止事項後になって厳しい
守らないということにならないように、約束やルールを親子で話し合って決めましょう。
スマホルールを破らないために、上記のテンプレートに沿ったルール例が、
「1日1時間以内」
「夜は9時まで」
「自分の部屋には持ち込まない」
「ファミリーアカウントで保護者の許可を得たアプリのみ利用する」
「フィルタリングサービスを使う」
「ネット上に個人情報を公開しない」
「ネットで知り合った人と会わない」
「困ったことがあったら親に相談する」
「ゲーム課金はしない」
などです。シートに残してルールが守れているか定期的にチェックしましょう。
なぜそのルールなのか、理由を明確にする
「夜は9時まで」という約束は「寝不足になるので夜遅い時間はスマホをいじらずに寝よう」ということが前提になります。
つまり、このルールで大切なのは時間そのものではなく「寝不足にならないように適切に使えること」なのです。
ルールを作っておくことで、行動指針としてもらえる、というわけです。
子どもは意味のない決まりを嫌がりますし、隠れてこっそり破ったりするものですよね。
「なぜそのルールが大切なのか」についても話し合っておけば「親に隠れてルールを破る」ことが起きづらくなるはずです。
ルールを守れないときの対処も話し合おう
スマホデビュー時のルールづくり
「スマホルールを決めても子どもが守れない・守らない」というご相談も多くいただきます。
この場合も、子どもと「なぜ守れないのか」「守れないときはどうするか」を話し合うといいでしょう。
守れなかったときの対処法例
守れない場合は、ルール自体を見直すことになるかもしれません。
場合によっては「夜はLINEができないと友だちに言う」ことになるかもしれません。
では、具体的にどのような対処法を決めておくのがいいのでしょうか。
例えば、
「約束を破ったらスマホ利用は3日間利用禁止」
「スマホを開くと使いたくなるから夜はママが預かる」
などがあげられます。
具体的にルールを破ってしまったときの厳しい対処方法も事前に決めておけば、ルールを破ることもないでしょう。
まとめ:明確なルールづくりで納得いくスマホデビューを
事前にルールを明確に決めておくことで、後々親子間のトラブル防止ができます。
スマホを安全に使えるように、お子様も納得した上で、有効な対策が見つかるといいですね。
・スマホを持つまえに、具体的な使用のルール(時間や場所の他、個人情報について)明確にする
・守れなかった場合の対処法も事前に話し合う
このふたつの項目についてルールを明確にしておけば親としても安心ですし、お子様も楽しくスマホを使えるはずですよ。
安全にスマホを使ってもらうために、テンプレートを活用しながらルールづくりを徹底しましょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。