22Hの長丁場でボーダーライン上に後退も… 渋野日向子は“勝負の最終日”へ「切り替えて頑張ります」
イチオシスト
<Qシリーズ(最終予選) 5日目◇8日◇マグノリア・グローブGC(アラバマ州)◇フォールズC=6643ヤード・パー71、クロッシングスC=6664ヤード・パー72>
前日、雨により5時間を超える中断があったことで第3ラウンドが順延になり、今年の最終予選会は変則的な日程になった。この日は午前8時前から、まずは全選手が順延分を消化。トータル5アンダー・暫定12位だった渋野日向子は、フォールズCの8番から競技を再開した。
10番ではチップインでパーをセーブするなど、耐えながらのラウンド。14番のバーディは、15番のボギーで帳消しにされたものの、13位タイで上位25位タイまでに与えられる来季出場権圏内を守った。
そして、このホールアウトからおよそ1時間30分後、現地時間午後1時3分にはクロッシングスCの10番から最終ラウンドを開始した。立ち上がりは順調だった。11番パー4で6メートルのパットを決めると、こちらもパー4の続く12番では2打目を50センチにつけ、連続バーディで滑り出した。
だが、13番パー5で、フェアウェイの絶好の位置からアプローチにミスが出る。パーオンに失敗すると、続く4打目もやわらかい地面にクラブが刺さり、狙い通りに飛ばず、ここをボギーに。さらに15番では、2打目がグリーン左のペナルティエリアに入り、スコアを1つ落とすことにつながった。
前半を終えた時点で、すでに日没近い時間。そして午後4時15分に順延を告げるホーンが鳴り、2番をボギーで終えたところで、あすへ持ち越しとなった。早朝から夕方まで、22ホールの長丁場を戦い抜いたが、トータル4アンダー・23位タイに後退。ボーダーライン上で最終日に入ることになる。
ラウンドが終わると、車へ直行。「切り替えて頑張ります」とだけ言い残し、コースを後にした。疲れもうかがえる表情だが、まだ出場権圏内は維持している。しっかりと体を休め、“勝負の最終日”へ向かいたい。(文・間宮輝憲)
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