ニトリカラーは“あえて”選ばない!?「予選落ちが続いて…」 小祝さくらのウエアのこだわり
イチオシスト
小祝さくらが7日、神奈川県横浜市のゴルフ5フラッグシップストア トレッサ横浜店で行われた、ウエアを契約するルコックスポルティフのイベントに登場した。左手首の手術後としては初めての公の場。およそ4カ月ぶりに姿を見せ、ファンとの交流を楽しんだ。
そこでは手術成功の報告や現在のリハビリの状況などが、自らの口で語られた。来年3月に見込まれる開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」には「出る気満々です」。最近は、回復の状況を鑑みながら打撃練習を再開しているという。
イベントには白のジャケットに白のスカート姿で登場。うろこ模様と呼ばれるシンプルなデザインで、腕から足にかけて黒いラインが入っている“セットアップ”を着用した。「きょうはセットアップを着ているけれど、(試合では)一回も着たことないです。苦手で…。派手になるじゃないですか」とポツリ。この日の珍しいコーデには、ファンのシャッターボタンも止まらない。
ルコックスポルティフとはプロテストに合格した翌年の2018年からウエア契約を結んでおり、ブランドの顔役だ。「種類がすごく豊富。あとは生地感や着やすさが気に入っています」。冬は『+5度』を実現するヒートナビ素材(太陽の光を熱に変える素材)がおすすめで、「冬のウエアはけっこうあったかい。日が出ると(ジャケットを)脱げるくらいです」ともアピールした。
今年は自身初めて途中棄権した7月「大東建託・いい部屋ネットレディス」を最後に、戦線を長期離脱。9月には左手首の内視鏡手術を行い、来季のツアー復帰を目指している。ケガによって秋冬服を着ることができずにシーズンが終わってしまったが、2026年は最後まで駆け抜け、いろんなウエアを披露していきたい。
イベントではウエア選びのこだわりも明かされた。アマチュア時代は「黄色」がゲン担ぎの色だったが、いまではそういったものはない。所属先が冠を務める「ニトリレディス」ではかつて、ニトリカラーの緑を積極的に着用していたが、「そうしたら予選落ちが続いて…。だから、こういうのはやらないほうがいいんだなと思って、いまは絶対に、ニトリカラーは逆に着ないでやろうと決めています」。そう明かすと、会場は爆笑に包まれた。
「黒×黒とか地味に、暗くはならないようにしながら、でもシンプルが好き」と自ら選ぶコーディネートは、初日は「静かめ」にして、最終日に色物や柄物を選ぶのが基本スタイル。そして「蛍光色はあまり着ないので、着ることができたらレアかなと思います」とニヤリ。来年はそんなコーディネートからも目が離せなさそうだ。
術後初めてのイベントは大盛況で幕が下りた。「これが1個目のイベントだったので、なんか変に緊張しました(笑)」。変わらぬ小祝節にファンも大喜び。復帰し、またプレーする姿が見られることが待ち遠しい。(文・笠井あかり)
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