肌寒くなってきた季節…そんな日は太刀魚の塩焼き×ぬる燗でホッと一息『ワカコ酒 Season9』第9話
イチオシスト
©新久千映/コアミックス©2025「ワカコ酒9」製作委員会『ワカコ酒 Season9』(毎週水曜24:00-、BSテレ東ほか)の第9話が、11月20日に映像配信サービス「Lemino(レミノ)」で先行配信された。「酒呑みの舌」を持って生まれたがゆえに、今宵も居場所を求めてさすらう、女ひとり酒。
温度の違いで味や香りが自由自在に変化する日本酒の面白さ
久しぶりに青柳(鎌苅健太)がいるお店『こもり亭』にやってきたワカコ(武田梨奈)。1980年に創業し、45年も続く老舗だ。カウンターに案内されたワカコは、青柳から渡されたおしぼりで手を拭きながら「さて、今夜は何をいただこう」と壁に掲示された手書きのメニューに目をやる。
こもり亭は魚料理の種類が豊富だが、その日だけのメニューを見つけたら「食べておこう」という気になるワカコ。今回は太刀魚の塩焼きを日本酒とともに注文すると、青柳から山口県のお酒である永山本家酒造場の『貴 特別純米』を勧められる。太刀魚は繊細な魚のため“ぬる燗”でオーダーし、さっそく「いただきます」とおちょこを傾ける。ふくよかで穏やかな味わいに思わず「和む〜」とワカコはホッと一息つく。
じっくり焼かれた太刀魚の塩焼きが到着すると、綺麗についた焼き目と艶やかな脂乗りに惚れ惚れする。銀白色に輝く美しい海の刀に、ワカコは視覚から食欲を引き出すこの状態が「太刀魚の1番美しい姿に他ならぬ…」としみじみ心の中で語る。レモンを軽く絞り、太刀魚に箸を入れると、パリッとした皮の音が。ふっくらとした太刀魚の身からは焼きたての湯気が立ち、ワカコはその上品で柔らかい身を目を閉じて味わう。
ほどよく乗った太刀魚の脂をぬる燗の香りが包み、「はぁ〜この味を身体が待っていた」とワカコは満足そうに微笑む。日本酒には冷酒、冷(ひや)、燗酒とさまざまな温度の呼び方があり、温度の違いで味や香りが自由自在に変化する面白さを楽しむ。大将の小森賢(津田寛治)から、バター焼きの太刀魚は上燗が合うと教えてもらったワカコは、さっそくこの組み合わせで注文し…。
【制作・編集:All About編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
