時代の変遷を映すグラフィックデザイン 社会に及ぼす影響を探る展覧会、広尾のチョコ大使館で
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イチオシスト
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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グラフィックデザインは、ポスターや書籍、雑誌、ロゴ、案内表示システム、さらには国章に至るまで、どの国でもそのアイデンティティーを形成する重要な要素になっている。過去のデザインを振り返れば、必然的に時代の変遷を追うことができる。東京・広尾のチェコ共和国大使館・チェコセンター東京で、12月4日(木)~2026年1月30日(金)まで、グラフィックデザインが社会に、そして社会がグラフィックに及ぼした影響を探る展覧会、「identita – the story of Czech graphic design」が開催される。
20世紀初頭以降、チェコ(そしてチェコスロバキア)では、国家独立、二度の世界大戦、政変など、国家のアイデンティティーが大きく揺れ動いた。チェコ人はまず、自らの国家を勝ち取らなくてはならず、二度の世界大戦を乗り越え、二度の全体主義体制を経験し、さらに社会主義的な計画経済から市場経済へと移行してきた。
展覧会では、作品の現物や複製の展示を通じて、チェコのグラフィックデザインを代表する作品と作家を紹介。これらの作品が生まれた文化的・歴史的・政治的背景に関しての専門的な解説を添えている。
開館時間は10時~19時。土日・祝日は休館。入場無料。展示パネルは英語表記だが、手持ちのスマホやタブレットで日本語訳を読める。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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