初出場で“優勝射程圏”も「出られるだけで満足」 謙虚な19歳・入谷響が大会最年少Vへ加速
イチオシスト
<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 3日目◇29日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6543ヤード・パー72>
昨年11月のプロテストに2度目の挑戦で合格した入谷響が4バーディ・2ボギーの「70」で回り、9位から5位に浮上した。
首位とは3打差で、ツアー初優勝を果たした6月の「ニチレイレディス」に続く2勝目は十分に圏内。12月21日が20歳の誕生日のルーキーは「この大会に出られるだけで幸せです」と謙虚に話しながらも、大会史上初の10代Vが懸かる最終日に向け、「がんがん攻めていきたい。優勝を目指して頑張ります」と気合は十分だ。
初日が50%(7/14)、2日目には21.4%(3/14)まで落ち込んだフェアウェイキープ率の改善がスコアアップに直結した。残り50ヤードの3打目をピンそば1メートルにつけた9番パー5で最初のバーディを奪い、そこから3連続バーディ。10番はピン左3メートル、11番パー5はグリーン左バンカーからの3打目をピン横1メートルにピタリと寄せた。「ティショットは、ほぼほぼフェアウェイに行きました。外したのも少しラフだったし、前半は左に行く傾向だったセカンドショットも後半には修正できました」。この日は71.4%(10/14)で、出場40人中2位にまで改善。ドライビングディスタンスは1位の268.5ヤードと飛んで曲がらないドライバーショットから難コースを攻略した。
「記録のことは大会が始まる前に教えてもらいました。でも、ルーキーでこの試合に出られるだけでホント幸せなんです。初優勝できたのも自分の中では想定外だったし、今週は成績が悪くても、めげずに攻めていこうと思っていました」
3打差を逆転すれば、1989年の平瀬真由美の20歳27日を更新する大会史上最年少優勝となる。初出場優勝はこれまで6人で、日本選手は2人いる。89年の平瀬は2年目で、96年の井上陽子は3年目。エリートフィールドの国内メジャーをプロ1年目で制することができれば、1988年のツアー制度前も含め、大会史上初の快挙となる。
8月以降の成績は下降線をたどり、最近7試合も5度の予選落ちを喫した。「体力的な問題やトレーニングなど来季に向けて課題がいろいろ見つかりました。気持ち的にも落ち込んでいたけど、今週が今年最後の試合。最後なんで失敗しても、いいやという気持ちでやっています」。ルーキーイヤーを締めくくるラストゲーム。そう考えたら、不思議と心も体も元気になった。あと一日、あと18ホール。さらにパワーは160センチの体にみなぎってくる。(文・臼杵孝志)
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