『仮面ライダーガヴ』でヒロイン・甘根幸果を好演した宮部のぞみが初水着グラビアとライダーの思い出を語る「今も心の中で幸果ちゃんが私を全肯定してくれています」
イチオシスト

9月に最終回を迎えた『仮面ライダーガヴ』でヒロインのギャル社長・甘根幸果(あまねさちか)を演じた女優の宮部のぞみ(みやべ・のぞみ)。週プレの表紙に初登場した際に披露した初水着グラビアを収録したデジタル写真集『その美脚、規格外。』が9月度のマンスリーランキングで1位にランクイン! それを記念し、今回、週刊プレイボーイの公式YouTubeチャンネルで公開される企画『デジタル写真集、本人が語ってみた!』に登場してくれた。
『本人が語ってみた!』は、人気女優やタレント、アイドルが、自身のデジタル写真集について撮影エピソードを織り交ぜながら、解説するプログラム。このインタビューでは、動画に収録しきれなかった撮影裏話をお届けする。
――動画の収録お疲れ様でした。どうしても『ガヴ』の明るくてしっかり者の幸果さんのイメージを重ねてしまうのですが、実際の宮部さんはほんわかされていますよね。
宮部 アハハ、そうですね。リアルの私は幸果ちゃんほどしっかりしていなくて、むしろ結構抜けているほうなんですよ。いまだに人前やカメラの前に立つと緊張します。最近までファイナルステージ(『仮面ライダー』シリーズ恒例の全国ツアー)を回っていたのですが、喝を入れるために、ショーが始まる前に他のキャストの子たちに思い切り背中を叩いてもらっていたほどです。特にレギュラーの男子3人(ショウマ/演:知念英和、辛木田絆斗/演:日野友輔、ラキア・アマルガ/演:庄司浩平)は、現場で長く一緒にいた分、遠慮がないというか。かなり力を入れて叩いてくれるので、効果抜群です(笑)。
――めちゃくちゃ仲良しですね。
宮部 キャスト全員仲良しです。それこそファイナルステージでは男女で控室が分かれていたにもかかわらず、気づいたら全員が同じ部屋に集まって、TikTokを撮ったり、人狼ゲームをしたり(笑)。ふたりでひとつの椅子に座るなど、ぎゅうぎゅうになりながら一緒にいました。劇中では絡みのなかったストマック家のみんなとも実は仲良しなんですよ。

――そういえば、宮部さんのインスタグラムにストマック家の次女・シータ・ストマック役の川﨑帆々花さんが撮影した宮部さんのお写真があがっているのを拝見しました。
宮部 私も帆々花ちゃんも写真が好きなので、二人で撮り合いをしたんです。帆々花ちゃんのほうには私が撮影した写真をあげてくれています。それこそ『ガヴ』の現場では、キャストのみんなが遊んでいる写真をたくさん撮っていました。ここだけの話、キャストのグループLINEには思い出のアルバムがあります。
――宮部さんが撮影した『ガヴ』のみなさん写真!? めちゃくちゃ気になります......。本題に移りますが、動画のほうで語っていただいたデジタル写真集『その美脚、規格外。』は宮部さんの初水着グラビアを収録した一冊で、9月度のマンスリーランキングで第一位にランクイン。やはり反響は大きかったですか?
宮部 そうですね。『ガヴ』が最終回を迎えた翌週に発売された週プレさん(『週刊プレイボーイ38&39号』仮面ライダー特集号)で初表紙を務めさせていただいた反響もあり、「幸果さんと会えなくなるのが寂しいと思っていたら水着で登場してビックリした」というコメントをたくさんいただきました。コンビニで表紙を見かけたのを機に私を知ってくださり、放送終了後に『ガヴ』を見始めてハマってくれた方もいらっしゃるんです。表紙の影響力を強く実感しましたね。

――写真好きの宮部さん。グラビアの現場は楽しかったですか?
宮部 スゴく楽しかったです。私、写真を撮ってもらうのも大好きなんです。特に、1枚の写真から色んな想像が膨らむような、見る人が実際に自分の目で見た光景のように感じられるような写真が好きなのですが、今回のグラビアは、まさにそういうイメージで撮っていただけたと思っています。

デジタル写真集『その美脚、規格外。』(撮影/Takeo Dec.)より
――自然体な姿を撮ってもらえたと。水着での撮影は緊張しませんでした?
宮部 もちろん、しました(笑)。でも、常日頃から身体作りを頑張っていたので、やっとみなさんにその成果をお見せできた喜びもありました。引き続き頑張らなきゃなって、さらなるモチベーションにも繋がりましたね。撮影を重ねるうちに、私もノリノリになってきちゃって。「この衣装が着てみたいです」なんて、気づけば積極的にスタイリストさんに提案している自分がいました。また機会があれば挑戦したいです。
――それは嬉しいお言葉です。自分で選んだ衣装というと?
宮部 黒のレオタードです。普段は元気でフレッシュなイメージのスタイリングが多いので、かなり意外なチョイスだと思います。自分でも見たことがないくらい、大人な雰囲気の写真に仕上がりました。間違いなく、このデジタル写真集でしか見られない姿です。

デジタル写真集『その美脚、規格外。』(撮影/Takeo Dec.)より
――どうしてこの衣装を?
宮部 直感です。でも、以前までの自分だったら選ばなかった気がしますね。そもそも引っ込み思案で恥ずかしがり屋なタイプなので、自分から「この衣装が着たい」と言うこともなかったと思います。変わったのは確実に『ガヴ』がきっかけ。一度も染めたことがなかった髪を金髪にして、1年間を駆け抜けて。自分に自信もついたし、挑戦心も芽生えました。『ガヴ』のキャストやスタッフさんからは、口を揃えて「オーディションの時と全然キャラが違う」って言われます。
――いい話ですね。実際『ガヴ』の劇中でも、宮部さん演じる幸果さんの衣装や髪型は毎回違いがあって面白かったです。
宮部 言われてみれば『ガヴ』の現場でも、毎回、衣装さんと衣装の相談をしていましたね。たくさん持ってきてくださるので「これかわいい!」「この色、着てみたい!」とか言って(笑)。髪型も、写真を見せて「こういうのどうですか?」って相談しながら作ってもらっていました。自分だったら出来ない髪型も「幸果ちゃんならやるでしょ!」って、思い切って挑戦してみたり。
――例えば、どういう髪型ですか?
宮部 頭の上でするツインのお団子とか! 幼い女の子の髪型というイメージだったので、もう成人してるし流石に似合わないよなーと思っていたのですが、幸果ちゃんなら年齢なんて気にしないだろう、と(笑)。幸果ちゃんのギャルマインドに引っ張られるうちに、私自身の幅も広がっていきました。

――確かに。幸果さんだったら、何でもポジティブに捉えそうですよね。
宮部 劇中で、主人公のショウマの秘密を絆斗から明かされたとき、幸果ちゃんは「ウチは、ウチの見てきたウマショー(ショウマの呼称)を信じる」と言い切るんです(第22話)。私、そのセリフが大好きで。日常生活の中で何かに迷ったり不安になったりしたときは、そのセリフを思い出します。幸果ちゃんなら、そうやって私のことも信じてくれるはずだって、元気が出てくるんですよね。
――誰に対しても優しくて、何でも肯定してくれる。日曜の朝から『ガヴ』を見て幸果さんに癒された人はたくさんいたと思います。
宮部 だと嬉しいです。私も台本を読むたび幸果ちゃんのポジティブさに何度も癒されていましたから。今も心の中に幸果ちゃんがいて、私のことを全肯定してくれています。本当に心強いです!
――さて、結局『ガヴ』の話に戻ってしまいましたが、心に幸果さんを宿した今後の宮部さんの活躍も楽しみです。もう黒髪の自分が想像できないのでは?
宮部 確かに! もう2年近く金髪なので、黒髪に戻すと逆に新鮮な気持ちになるかも(笑)。幸果ちゃんという役に出会い、色んな役を演じてみたい気持ちがより強くなりました。素の自分とは正反対のギャルを演じられたので、どんな役が来てもきっと大丈夫。もっともっと新しい自分を見つけていきたいと思います!
●宮部のぞみ(みやべ・のぞみ)
2003年5月22日生まれ 愛知県出身
身長167㎝ 血液型=AB型
○「2019ミス・ティーン・ジャパン」でグランプリを受賞し芸能界デビュー。『仮面ライダーガヴ』(テレビ朝日、2024~25年)のヒロインに大抜擢される。現在放送中のドラマ『放送局占拠』(日本テレビ系、毎週土曜21:00~)に出演中。
公式TikTok【nozomimiyabe】
公式Instagram【@nozomimiyabe】

【大増量】『その美脚、規格外。』 宮部のぞみ 撮影/Takeo Dec. 価格/1650円(税込)
取材・文/とり 撮影/塩谷未来
記事提供元:週プレNEWS
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