「先が明るいと思える終わり方」 渋野日向子が2日連続60台で国内4連戦フィニッシュ
イチオシスト
<樋口久子 三菱電機レディス 最終日◇2日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6690ヤード・パー72>
第2ラウンドでフェアウェイキープ率100%、パーオン率88.9%の安定感を見せた渋野日向子は、最終日もショット好調を維持。5バーディ・ボギーなしの「67」で回り、トータル8アンダー。前日の31位から13位に浮上し、国内4連戦を締めくくった。
この日も10番からスタートし、正確なショットでチャンスを演出。「10番からどっかで(パットが)入ってくれたら、というのが続いていた」と15番までは惜しいパットが続いたが、前日と同じく16番パー5で初バーディを奪った。
18番パー5では3打目のバンカーショットを1メートルほどに寄せてバーディ。後半でも1番、2番、6番でスコアを伸ばし、連日のボギーフリーラウンドを披露した。
2日連続の60台は、6月の米ツアー「ショップライトLPGAクラシック」第2・第3ラウンド以来。フェアウェイキープ率もパーオン率も「1回ずつぐらいしか外していない」と、この日も高水準の数字を残した。「今年一番いいゴルフができたと思う。2日できたので、これからもできると思います」とうなずいた。
国内4連戦は「スタンレーレディス」の予選落ちに始まり、2戦目の「富士通レディース」では初日「66」をマークして首位発進(結果は40位)。3戦目「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」が40位、そして今大会の13位が最上位となった。
「いろいろなことがありましたけど、試行錯誤しながら4試合やっていい終わり方ができたかな。すごく先が明るいと思える終わり方ができたので、4試合やって良かったなと思いました」
来週の日米共催大会「TOTOジャパンクラシック」は、現時点でウェイティング4番目。「行った方が後悔はしないと思っている」と現地入りする予定だ。そして2週間後の「アニカ・ドリブン by ゲインブリッジ at ペリカン」(11月13~16日、米国・フロリダ州)が自身の今季最終戦となる見込み。フロリダ、そして来季に向けてつながる国内4連戦になった。(文・小高拓)
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