1日5~10回の“グルグル”だけでいい 山城奈々が試合中に欠かさないストレッチで加齢に勝つ!【プロが教える毎日“極・飛ばし術”】
間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか? ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました!毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう! 今回は今季好調の31歳・山城奈々。
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プロ12年目の山城はキャリアハイの活躍を見せている。先週の「ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ」でツアー初優勝は逃したが2位タイに入った。自身初の年間4度目のトップ10入りである。また大会ごとの最高成績は2022年の「ダイキンオーキッドレディス」など4位が5度あったが、こちらも更新して初シード獲得もグッと近づけた。
ベテランの域に入りながらも初優勝が期待される山城は、ドライビングディスタンスの計測の始まった17年に5位(252.45ヤード)、20-21年に4位(252.52ヤード)に入るなど飛ばし屋だ。
ただ8~9年ほど前からドライバーショットが不調に陥り、結果が残らない時期が続いた。今季は「気持ちよく振れている」と不調は改善されたが、時にはフェアウェイキープを優先するなど、振るだけでなくコントロールする機会も増やしている。それでもドライビングディスタンスは247.29ヤードと飛距離は健在である。
山城に飛距離アップのアドバイスを求めると、ストレッチが効果絶大だという。「肩甲骨周りと股関節、胸郭とかがちょっと柔らかくなったら体は動いてくれます」。加齢とともに体が硬くなっていると痛感する方も多いでしょう。
「私は自分のパフォーマンスを上げるためにラウンド中も常に動かしています」。試合中の山城を見ると、ティイングエリアなどで順番を待っている間にストレッチをしている。ほかの選手よりもその数はかなり多い。特別なストレッチではなく、肩甲骨が動くように腕や肩を回したり、足を広げて肩を入れる動き、太モモやお尻のストレッチだ。
「(アマチュアは)体が回らなくなるから腕に力が入っちゃうのだと思います。ストレッチをして動ける準備をしておくと、下半身も自然と使えてくるし、捻転もできるし、腕のリキミも減ります。ヘッドスピードも上がってパワーも出ます、感覚をつかめれば10ヤードとか伸びてくると思います。常に柔らかくしておけば自分の体をコントロールしやすくなるので、ショットのコントロールもしやすくなります。日頃から5回でも10回でもいいから動かすだけでも違うと思います」
スタート前やラウンド中だけでなく、デスクワークの合間にも少し動かしておくだけで次のラウンドで飛距離が変わるかも。これならすぐにできそうだ。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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