サタジット・レイ特集より「ビッグ・シティ デジタルリマスター」のワンシーン公開
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監督デビュー70周年を迎えたインドの巨匠サタジット・レイ。その作品群をデジタルリマスター版で一挙上映する〈サタジット・レイ レトロスペクティブ 2025〉が、7月25日(金)よりBunkamura […]
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監督デビュー70周年を迎えたインドの巨匠サタジット・レイ。その作品群をデジタルリマスター版で一挙上映する〈サタジット・レイ レトロスペクティブ 2025〉が、7月25日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下などで開催される。上映作の一本である「ビッグ・シティ」(1963)のワンシーンの映像が公開された。
主婦は家にいるのが一般的だった1950年代のインド、コルカタを舞台に、家計を助けようと働きに出た中流階級の女性を描き、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)に輝いた「ビッグ・シティ」。初めての給料を手にした主人公アロティは、鏡に映った自分を見て思わず笑みをこぼす。そして同僚より、口紅を塗るよう勧められる──。女性の自立を表した印象的シーンといえる。
特集ではこのほか、「音楽サロン」(1958/日本劇場初公開)、「チャルラータ」(1964)、「臆病者」(1965/日本劇場初公開)、「聖者」(1965/日本劇場初公開)、「主人公」(1966/日本劇場初公開)、「エレファント・ゴッド」(1979/日本劇場初公開)を上映。トークイベントも決定し、7月26日(土)に森長恵梨(映画研究・映像制作者)、7月27日(日)に松岡環(アジア映画研究者)、8月3日(日)に奥田由香(タゴール歌曲の歌い手、ベンガル語講師)の各氏が登壇する。美しい画像で甦った巨匠の映画世界を堪能したい。
〈サタジット・レイ レトロスペクティブ 2025〉
提供:JAIHO 配給:グッチーズ・フリースクール
記事提供元:キネマ旬報WEB
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