スマホの通信料金を減らす新常識! 複数SIM契約で約7割が効果を実感!【ICT総研調べ】
スマホが私たちの生活に欠かせないものとなった今、携帯電話料金の節約は多くの人にとって重要かつ気になるトピックだろう。スマホ料金を抑えるためには、料金プランの変更や通信会社の乗り換えなどが思い浮かぶが、複数のSIMを契約することで、効果的に料金を抑えられる可能性があるようだ。ICT総研によるスマホSIM複数契約実態についての調査結果を見ていこう。
約8割がスマホ1台SIM 1契約だが、複数SIM契約も一定数いる
ICT総研は2024年11月18日~25日に、20代以上の男女4,113人にWebアンケートを実施。その調査結果によると、スマホユーザーのうち約8割はスマホ1台・SIM1契約と大半を占めていたが、1台のスマホに対して2つのSIMを契約しているユーザーは6.3%に上ることが判明した。
また、複数SIM契約をしているユーザーの傾向として、メインのSIM(1契約目)と2契約目以降のSIMで選択するキャリアに違いが見られる。メイン利用SIM(1契約目)のキャリア選択はドコモが41.0%、auが12.5%、ソフトバンクが11.1%、楽天モバイルが9.7%、MVNOが13.6%となっている。一方でサブ利用SIM(2契約目)のキャリア選択は、ドコモが30.6%、auが17.4%、ソフトバンクが9.8%、楽天モバイルが15.7%、MVNOが17.6%と、楽天モバイルやMVNOの割合が高くなっている。これを見ると、ユーザーがメインの大手キャリアに加えて、比較的安価なプランを提供する事業者を選んでいると言えるだろう。
複数SIM契約によって、料金節約の実感があるのは約7割
では、気になる携帯電話料金の節約状況はどうだろうか。調査結果によると、SIMを2契約以上しているユーザーの69.1%が、「SIMを1契約のみ利用する場合と比べて、2契約以上することで携帯電話料金を節約できている」と回答。複数SIM契約が実際に効果的な節約方法であるようだ。ユーザーは、データ利用が多い時には料金の安いSIMに切り替えるなど、状況に応じて最適なSIMを使い分けることで、料金を抑えているとのこと。
複数SIM契約は、ただ契約するだけでは節約にはならないが、大手キャリアと格安SIMを組み合わせ、時と状況に応じた使い分けをすることで、通信品質と料金のバランスを取りやすくなる。ただし、複数SIM契約がすべてのユーザーに適しているわけではないだろう。自分の利用パターンや管理能力を考慮し、メリットとデメリットを慎重に検討した上で、導入を決めることが大切だ。
携帯電話料金は、毎月必ず発生する料金であるがゆえに、その節約は長期的に見れば大きな支出抑制になる。複数SIM契約は、そのための有効な選択肢の一つとして、今後は複数SIM契約が「常識」になるのかもしれない。
出典元:【ICT総研】
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記事提供元:OTONA LIFE | オトナライフ
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