ネリー・コルダが4位に急浮上 引退発表のレクシーと2サム「幸運を祈って」
<CMEグループ・ツアー選手権 2日目◇22日◇ティブロンGC(米フロリダ州)◇6700ヤード・パー72>
今季7勝で世界ランキングは1位。そんな圧倒的強さを誇るネリー・コルダ(米国)が真価を発揮した。初日は44位と出遅れたが、2日目にボギーフリーの「66」をたたき出しトータル6アンダー・4位タイに浮上。またも優勝争いに名乗りを上げた。
初日からの悪い流れを断ち切ったのは、3番。右ラフからの2打目が直接入るショット・イン・イーグルで形勢は逆転した。「8番アイアンでコントロールしたけれど、柔らかく着弾して入ってくれた。パッティングのように転がってくれた」。6番、9番とさらに2つ伸ばすと、後半も2バーディ。伸ばしあぐねた上位勢に割り入った。
すでに『プレーヤー・オブ・ザ・イヤー』(最優秀選手賞)に輝いたネリーは、大会開幕前から大忙しだった。プロアマのパーティや、黒いミニスカートドレスを身にまとった『ロレックスLPGAアワード』などの中心人物に。「休む暇がなかった」と気を張っていたが、初日を終えて気持ちをリセット。そしてビッグスコアにつなげたのは、さすがといったところだ。
この日は今季限りでツアーの第一線から退くことを発表している、レクシー・トンプソン(米国)との2サムだった。最終組から4時間も早いティオフだったが、スーパースターがそろったこの組に、朝から多くのファンが集まった。
「レクシーとプレーするのは楽しい。彼女のプレーペースも好き。最後の最後まで本当にいいプレーをしていたし、みんなが集まって彼女を応援している姿を見るのもうれしい。(レクシーの)次の章での幸運を祈っているし、ここで一緒にプレーできて楽しかった」
3日目はアン・ナリン(韓国)とのプレー。首位との4打差に追いつき、追い越し、ツアー史上最高額の優勝賞金400万ドル(約6億1800万円)に王手をかけたい。
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