「こねこフィルム」赤間麻里子×吉岡優希が語る「aimaiMe」秘話
日常で誰もが感じたことのある“モヤモヤ“する瞬間…。「友人が恋人のことで悩んでいる、これって恋愛相談?or マウント?」など、人によって捉え方が違う「これってどっち?」のモヤモヤを再現。視聴者に問いかける“社会風刺オムニバスショートドラマ”を毎週配信している。
【動画】「ナナナは...部外者 or 社員」など多数配信「aimaiMe」
「テレ東プラス」は、「こねこフィルム」の赤間麻里子と吉岡優希を取材。収録の合間も、つい話しかけたくなってしまうような優しいオーラを放つ2人。写真撮影がアドリブコントに発展してしまう場面も!? 「aimaiMe」の魅力、「こねこフィルム」の真実に迫った。
▲左から吉岡優希、赤間麻里子
「通常のドラマのように、一言一句書かれた台本はないです」(吉岡)
――「aimaiMe」の企画を聞いた時の感想からお願いします。
赤間「『こねこフィルム』としても私個人としても、『いつかテレビで番組を持てたらいいな』という夢があったので、テレ東さんに声をかけていただけたことがとても嬉しかったです。テレ東さんは他局とは違う独自路線で、どこか『こねこフィルム』的だと勝手に思っていたので、コラボのお話を聞いた時は嬉しかったです」
吉岡「まず、テレ東さんが声をかけてくださったことに驚きました。以前、メンバーの中で『テレビでやるならテレ東さんだよね』という妄想話が出たこともあり、それが実現したので嬉しかったです」
――実際にスタジオで撮影してみて、いかがでしたか?
赤間「テレビ局のスタジオで撮影できることに興奮しました。今までコンビニや電車の中などで撮影してきましたが、シチュエーションが変わると新たなキャラクターが生まれますし、ナナナと共演できたのも嬉しかったです。
そして、テレ東の皆さんが試行錯誤しながら一緒に作り上げてくださったことに感動しました。『こねこフィルム』の作品は仕上がるまでに時間がかかるので、“怒られるのではないか”と思っていましたが、そんな心配は無用でした(笑)」
吉岡「スタジオに一歩足を踏み入れた時の緊張感と高揚感が忘れられません。ナナナもとてもかわいらしく、私の中で“激推しゆるキャラ”になりました」
▲「生放送事故」より。収拾がつかなくなったスタジオに取り乱すナナナ
――『こねこフィルム』×テレビ局というシチュエーションが新鮮で、赤間さんと吉岡さんが出演する「ロケ弁」は何度も見てしまいます。
吉岡「撮影もとても楽しかったです。私自身、食べたいロケ弁は先に取っておきたいタイプなので(笑)、共感していただけたら嬉しいです」
▲「ロケ弁」より。業界で高い人気を誇る「オーベルジーヌ」のロケ弁、この後まさかの展開に!
赤間「『こういう人、本当にいそうだな』と思えるシチュエーションですよね。私の勝手な妄想ですが、テレ東さんの番組の中に『こねこフィルム』のメンバーが紛れ込んでいて、気づいたら番組ごと乗っ取られていた…なんてフェイクドキュメンタリーがあったら面白いなと思います。番組内の再現ドラマを『こねこフィルム』のメンバーが演じて、それが現実世界になっていくようなパラレルワールドがあってもいいですよね」
――なるほど! 赤間さんのアイデア、斬新で面白いですね! 「こねこフィルム」の作品には台本がないという都市伝説もありますが、本当でしょうか?
赤間「完全なアドリブ劇とは違いますが、シチュエーションを与えられて、みんなで作り上げていくイメージです。電車の中などで消音で見る方も多いですよね。でもどこかで、ぜひ音ありでご覧ください!」
吉岡「通常のドラマのように、一言一句書かれた台本はありません。チェックポイントを通りながらみんなで作り上げていく形で、電車の中などで消音で見る方も多いので、音がなくても伝わるようにしています」
――撮影現場の雰囲気は?
赤間「和気あいあいとしつつ、それぞれが作品に真摯に向き合っています。面白いシーンでも、演じている側は真剣そのもの。自分以外のメンバーが演じている姿を見るのも勉強になりますし、いつもとても楽しいです」
吉岡「完成形が見えない段階では『これでいいのかな?』と迷ったり、メンバー同士で議論したりすることもありますが、面白いものを作りたい気持ちは皆一緒なので、作品のために全員で戦っていると思います。でも、撮り始めたらすごく楽しくて、いつも笑っています」
「私の中で一番多く占めているマインドは"主婦"」(赤間)
――お互いの印象を教えてください。赤間さんから見た吉岡さんはどんな人ですか?
赤間「明るくてコミュニケーション能力が高く、何でもマルチにできる人です。いつもニコニコしていますが、実は繊細な部分も秘めているのだろうなと思っています」
吉岡「繊細な部分はあるかもしれません。私は背が高いですし、怒っている風に見られることがあるので、なるべくいつも笑顔でいようと思っています。せっかくご縁があって出会った方々とは、相手にとっても、自分にとっても、いい出会いになればいいなと思うので、笑顔でコミュニケーションを取るようにしています」
――吉岡さんから見た赤間さんは?
吉岡「女性としても俳優としても憧れる、スーパーウーマンです。俳優としての赤間さんは超プロフェッショナルですし、プライベートではお子さんが3人いて、家事や育児にも手を抜かないので本当にすごいです。
しかも、お菓子や本、映画など、赤間さんにおすすめを聞くと、必ず素敵なものを教えてくださいます。日々お忙しいのに、いろいろなところにアンテナを張っていらっしゃるので、きっと時間の使い方もお上手なんだろうなと思います」
赤間「お仕事はもちろん大切ですが、私の中で一番多く占めているマインドは"主婦"。現場の行き帰りに家事スケジュールを立てて、芝居プランを立てるのは子どもたちが寝てから。でも現場に着くと、子どもたちのことは一切忘れるので、撮影が終わってスマホを見ると、家族からものすごい数のLINEが来ていることもあります(笑)。俳優業と子育てはどちらも楽しいですし、家事は全く苦じゃないので、毎日好きなことをやってるだけなんです」
――SNSを中心に「こねこフィルム」が話題になっていることについて、ご家族の反応は?
赤間「ずっと応援してくれていたので、こうしてバズったおかげで、『たくさんお芝居できて良かったね』と言ってくれます」
吉岡「私の両親はSNSを見ないので、"バズる"がどういう現象なのかよく分かっていないようですが、一緒に買い物に行った時、店員さんが『いつも見てます』と声をかけてくださって、『お前もなかなか頑張ってるんだな』と驚いていました」
赤間「私も声をかけていただくことが増えましたが、近所をすっぴんで出歩いているので、友達から『さすがにもうちょっとおしゃれした方がいいよ』と言われました(笑)」
――今、第2回「こねこフィルム」出演者オーディションが行われています。新メンバーは楽しみですか?
赤間「オーディションを受けるからには『メディアに出たい、売れたい』という気持ちはもちろんあると思いますが、それ以前に『一緒にものづくりをしたい』という方とご一緒したいです。『こねこフィルム』の作品は独特な作り方だと思いますが、どんな状況でも真っすぐな気持ちで挑戦してくださる方に入っていただけたら嬉しいです」
吉岡「自分はすでにメンバーですが、今も毎回オーディションを受けているような気持ちです。やはり自分にいいものがないと見てもらえないですし、そういう意味ではオーディションを受けている皆さんと同じ立場なので、“負けないぞ!”と思っています。ぜひ一緒に戦いましょう!」
――最後に、読者にメッセージをお願いします。
赤間「まだまだ縦型ショートドラマに不慣れな方もいらっしゃると思いますが、これまで見たことのないようなものを届けたいと思っていますので、楽しんでください」
吉岡「いつも見てくださってありがとうございます。ぜひ気楽な気持ちで見ていただいて、コメント欄でも盛り上がっていただけたら嬉しいです」
【赤間 麻里子 プロフィール】
1970年8月26日生まれ。神奈川県出身。舞台では、無名塾秘演「白瀬中尉の南極探検」で主演に起用され、数々の"山田Club公演"で主役を務める。テレビドラマでは、「夏の秘密」(東海テレビ)、「絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~」(フジテレビ系)、「ホテルコンシェルジュ」(TBS系)、「ナイト・ドクター」(フジテレビ系)などに出演し、「朝が来る」(フジテレビ系)にレギュラー出演。映画では、「わが母の記」、「黄金を抱いて翔べ」、「天心」、「江ノ島プリズム」、「グレイトフルデッド」、「イン・ザ・ヒーロー」、「あしたになれば。」、「るろうに剣心 最終章 The Final」、「189」等に出演している。
【吉岡 優希 プロフィール】
1993 年 11 月 27 日生まれ。東京都出身。キャリアウーマンの夢を抱き、慶應義塾大学に進学するも、そこで出会った演劇に魅了され、パリ第三大学演劇学科に留学。元某百貨店社員を経て、俳優を志す。文学座附属演劇研究所卒。電動夏子安置システム劇団員。
「痴漢冤罪」よりこねこフィルムに参加。主な出演作に「カメラを止めるな!スピンオフ~ハリウッド大作戦~」(中泉裕矢監督)、「半沢直樹2」(TBS系)、「トークサバイバー」(Netflix)など。初レギュラーを務めるドラマ『0.5D』(日テレ系)が2024年12月放送開始。
(取材・文/みやざわあさみ)
■縦型ショートドラマアカウント
「aimaiMe(アイマイミー)」情報
aimaiMe(アイマイミー)では、縦型ショートドラマを毎週火曜日に投稿予定。
下記SNSアカウントをフォローして、最新情報をチェック!
●TikTok
●Youtube
●X
●Instagram
記事提供元:テレ東プラス
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。