石川遼が13年以上使うボロボロのパター その正体とは?
今季、6月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」で、2年ぶりとなるツアー19勝目を挙げた石川遼。石川のギアを撮影すると、面白いパターを発見。その詳細をレポートしたい。
最近、石川は賞金王に輝いたときにも使用していたエースパター『オデッセイ iX #9HT プロト』を再び使い出している。13年以上使っているというヘッドのソールは塗装が剥げており、「グリップも替えないといけないというところ」まで使い込んでいるという。この古いモデルのどこを気に入っているのだろうか?
「このパターはインサートが硬めで、僕は硬めが好きなんです。まったく同じスペックのパターを持っていますが、こっちのモデルの方がインサートが硬め。硬い方が距離感が合います。ボールも昔は硬いモデルを使っていたのですが、今のボール(『クロムツアープロト』)は打感が柔らかくて(このパターのインサートと)フィーリングが合っていますね」
L字ヘッドを使うプレーヤーは、ショットのようにフェースを開閉させて球をつかまえられる点をメリットと考えるが、石川は違うようだ。
「ツノ型形状で”真っすぐ真っすぐ”に振っていたときもありますが、このL字マレットで、開閉あまりせずに”真っすぐ真っすぐ”振るというか、フェース面を開閉させずにヘッドをコントロールして打つのが好きなんです」
13年以上使っているが、グリップは1回替えたのみ。すでにボロボロになっているとか。
「ほとんどグリップは替えてないですね。一度シャフトが突き抜けて穴が開いちゃって。それで4・5年前に替えただけですね。グリップはしょっちゅう替えるタイプではないです。グリップが手になじんでいるのはあると思います」
基準となるパターがあるからこそ、他のモデルをいろいろ試せるというもの。やはり、スコアに直結するパターこそ一番信頼できる相棒がいいのかもしれない。
◇ ◇ ◇
今季1勝を挙げた石川遼の14本を激写。関連記事【石川遼の14本を直撃! 「ロフトが立って見える操作性が高い1W+硬・太シャフトがいいんです」】を読めば、ショットの高い精度の秘密が分かります!
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。